週末は足を伸ばして、箱根のポーラ美術館へ

「エミール・ガレ 自然の蒐集」を。


ガレの創造の源泉であった自然を、

「森」と「海」という二つの視点から紹介したこの展覧会。


昆虫や植物の標本と共に作品が展示されていたり、貝殻や鉱物が置いてあったりと、趣向を凝らした展示の仕方がとっても素敵でした…!



紫陽花のランプの前には、

紫陽花の押し花があったり。



蜻蛉がいたり…。

ガレという深い森に入っていくようであり、
ガレの眼差しを追体験できるようでもあり。

そして、ガレ晩年の作品が集められた最終章の、
円熟味、遊びごころ、何もかもが素晴らしかった。

ガレが、ベルギーのソーダ会社のために作った、
ソーダの泡が弾けた瞬間を表現した、
「ソーダの涙」


「蜻蛉文脚付杯」

ガレは特に蜻蛉を愛していて、
蜻蛉を主題とした作品を親しい人たちに
形見分けしていたそうです。
蜻蛉が卵を産む水中の世界と、無限に広がる空の彼方へと飛翔していく様子を表現しているのだとか。


われわれの根源は森の奥にある、
苔むすところ、泉のほとりに。by エミール・ガレ


ガレを堪能した後は…


美術館の外、森の遊歩道をお散歩。


ガレの愛する自然は、夏めいて、眩しくて。