人は、自分のためには頑張れなくても、
誰かのためには、驚くくらい頑張れるときがある。
 
{2D712C66-F3A2-4DE0-AA77-F965BD6B4A46}
 
周りの、猫好きさんたちに熱烈推薦された「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」が、
観終わって、ボブを、ぎゅうっと抱きしめずにはいられない、多幸感溢れる映画だった。
 

住む家もないほど、どん底の生活をしていたストリートミュージシャン、ジェームスが、

一匹の猫と出会い、人生が大きく変わった実話を映画化したこの作品。

 

映画の原作は、「ボブという名のストリートキャット」というベストセラーになったノンフィクションで、なんと、映画に出演しているボブは、本物のボブなんだそう!

このボブが実に、いい表情をしていて、、おりこうさんで、

何度も、くううっ!と、なっっちゃう可愛さ!

 

↑ボブ(本人)

 

何事にも動じないボブは、

ジェームスが街を移動するときも、お仕事の時(路上で歌う、ビッグイッシューを売る)も、

いつも彼の肩に乗っている。

求められれば、ハイタッチもする。

 

その様子があまりに可愛く、たちまち街の人気者になるけれど、幸運ばかりは続かない。

そして彼には乗り越えねばならない試練があった、、、。

 

 「がんばれ!」とか「こうすればいい!」とか、もちろんボブは言葉を発することなく、

ただただ不思議なほど静かに、ジェームスに寄り添っているだけの存在なのだけれど。

 

時々、「ボブの視点」も映像に挟まれていて。

 

ボブのその時々の気持ちが、こちらに、ずしんと伝わってくるようだった。

 

ジェームスもボブも、まっすぐで。

どこか似たもの同士なんだなあ。

 

今まで周りを失望させていたジェームスが、

一匹の迷い猫によって、こんなにも立ち直ることができるなんて。

それが実話だなんて。

 

迷い猫ならぬ、人生迷い人に・・・

 

 

{AD771165-0FAE-4596-ABAE-38B06743664D}
ぜひ観てほしいにゃ。
猫を幸せにする、というささやかな願いが生んだ、大きな奇跡の物語にゃ。
 
私は今日も、野良猫に近寄ったら逃げられたにゃ。