幼いころ、女の子同士でお布団にもぐりながら、
「ねえねえ知ってる?夜中3時になると、お化けが出るんだって!」
と、聞いて、本気で怖がっていたことを思い出す。
幼稚園の時は、夜中12時以降は、未知の世界だった。
「おばけなんてないさ おばけなんてうそさ ねぼけたひとが みまちがえたのさ」
なかなか寝付けない時の、幼い私の応援歌だった。
ふとんに入らないで遊んでいると、おばけの時間になっちゃうよ。
これは、大人が子供を寝かすための手段として、抜群の威力を発揮すると思う。
まあ、今でもお化けは怖いけれど。
執筆が終わらない時の夜中の私なんて、たまにお化けみたいになってる。
せなけいこさんの「ねないこは わたし」を読んでいたら、そんなことを思い出した。
文章と貼り絵で、せなさんが絵本作家として辿った人生を、温かく綴っている、とっても素敵な、
大人のための絵本。
息子さんのために、お手製の絵本で読み聞かせをしていることをお話しした出版社から
絵本を出版することになったそう。
せなさんの貼り絵は、丁寧で、愛情がたっぷりこもっていて、
そして今にも動き出しそうな躍動感に溢れている。
原点が、我が子のためだった、ということが大きいのだろうなあ。
刺繍、少しずつ慣れてきました。
新作、虹。
今日は終戦記念日。
祖母、学校の校庭で、玉音放送を聞いた、と話してくれました。
一緒に黙祷をして、それから、美味しいお素麺を食べました。