大村彩子ちゃんを誘って、東京ドームの、夏季限定お化け屋敷へ。
先日、「情熱大陸」に出演された、お化け屋敷プロデューサー五味さんが手がける、
物語の要素が入っているお化け屋敷。その名も「呪い指輪の家」。
もう、タイトルだけで、足がすくみます。
あやちゃんも私も、怖がりなのですが。
長蛇の列に並ぶこと、90分。
入口が近づいてくるにつれ、キャーキャー悲鳴が聞こえてくるにつれ、
私たちは本当に、お化け屋敷に入りたいのか?
やめるなら、今だぞ。
と、何度も躊躇しながら、でも、ここまで来たし!と。
入口で指輪を受け取り、その家に宿る怨霊の薬指に指輪をはめ、その魂を沈めなくてはならない、と
いうミッション付き。
指輪を左手の薬指にしてください、と言われたものの明らかに大きすぎて。
(後ろに、一人で(!)来ていた男性の薬指に、ぴったりだった)
握っていても驚いた拍子に落としそうだったので、私のポケットに入れることに。
そして、いざ、中へ。
いや、もう、
怖すぎて、、、
あんまり記憶がないのですが。
「怖い」と思うものに対して、それぞれ個性が出るんだな、というだけは、はっきりと分かりました。
怖くてほとんど目をつぶって、何も見ないようにしていた私とは反対に、あやちゃんは、
「ほら!この部屋!テレビに映ってた!ここはね、出てくるよ!」
「あ!ここも覚えてるよ!確かね、これね、人形出てくるとこだよ!」
お化けの声もかき消されるぐらい、大きな声で、解説してくれました。
あやちゃん、どれだけしっかり「情熱大陸」見てるんだ、と。
実は私は「情熱大陸」さえ途中から怖くなってあんまり見られなかったくらいでした。
そして、いよいよミッション。入口で、
「鮎子さんが、指輪をはめて、と言うところがありますので、
そしたらこの指輪を左手の薬指にはめてください。」
と言われていたのですが、おそらくそれらしき鮎子さんが目の前に。
「めぐちゃん!指輪!指輪!」
叫びながら、私のポケットに、すごい勢いで手を突っ込むあやちゃん。
でも、嵌めるのは怖いらしく、「嵌めて嵌めて!」と渡してきました。
「怖い怖い無理無理!」と二人でじたばたしていたら、上のほうから、
「はいー 指輪をはめてくださーい」
と、とても冷静な声が。
後ろがつまってた・・・。申し訳ない・・・。
あとで聞いたら、私は三か所ぐらいで、
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
と、ひたすら謝っていたそうです。覚えがないんだけれど・・・。
そして謝ってももちろん許されることもなく、脅かされ続けました。
お化け屋敷直後の、あやちゃん。「水分水分!」って、あっという間にアクエリアスを飲み干していました。
終わったあとは、疲労感が半端なくて。ひたすら癒されたくて。
ゆるやかな乗り物に少し乗りましたが、
お化け屋敷の余韻がすごすぎて、二人とも無邪気に遊べませんでした。
ああ、怖かった!
でも何より。
あんな怖がりなのに、お化け屋敷付き合ってくれた、
あやちゃんの優しさが胸に沁みたぜ、夏。