誰の手も とどかぬところ 柿たわわ
柿の木を 見上げる父の 昔日や
数年前、父の生家の前を歩いていたら、
父がいきなりジャンプした。
手には、しっかりと柿が握られていた。
「昔はよく、こうして食べたんだよなあ。」
その場で柿を食べながら、柿の木を見上げる父が愛おしかった。
そんな自然児ぶりが、羨ましかった。
以来、柿の木のそばを通ると、私もつい、ジャンプしたくなるのだけれど、
届かない場所にたわわに実っていることが多くて。
ちょっと残念。
柿2個に対して、ブランデー大2、砂糖大2、レモン汁大2.
バットなどに平たくのせて、冷凍庫へ。
半解凍にしていただきます。
そのままでも、もちろん美味しいけれど、
時には大人の味も。ふふ。