日本で映画化もされた「二流小説家」の著者デヴィッドゴードンの最新作「ミステリガール」を読み終える。
あまりの展開の面白さに、興奮!
緊迫感の中に挟まれるユーモアに、脱帽!
小説家志望のサムが、愛する妻に去られ、無職になり、絶望のどん底に突き落とされた先で見つけたのは、
探偵助手としての仕事。
その内容は、謎の美女の素行調査。
だが、謎の美女は、ある日突然、サムの目の前で・・・。
サムとともに、ミステリガールに翻弄されっぱなし。
そして、随所に挟まれる映画の話題も魅力的だった!
「なあ、マイロ。映画史上、最も完成度の高い作品が何か、分かってるだろ?」
「《めまい》か」
「そう、《めまい》だ。」
「その日の気分に左右されない映画が一本だけあるんだが、分かるか?」
中略。
ぼくの賛同を受けて、マイロは、《ビッグ・リボウスキ》をデッキに入れた。
どちらも未見なので、観なくては!と、本を読みながら、映画にも想いを馳せたり、忙しかった。
ああ。面白い小説に出会えて幸せ。
暑さにも、負けてられない!