三菱一号館で6日まで開催中の「シャルダン展ー静寂の巨匠」に駆け込んだら、
案の定、人がいっぱい。
静寂とは程遠かったけれど、それでも、
シャルダンの絵の中にある静けさには、圧倒されてしまった。
胴鍋や水差しなどの、用具の美に気づいたシャルダンは、静物画から描き始め、
途中、人物画へ移行するも、50歳を過ぎて再び静物画に戻った。
さくらんぼの透明感、コップの水の純度の高さ、崇高ささえ感じる木いちごの山。
ずうっと私は人物画ばかり惹かれてきたけれど、
こんなにも美しい静物画があったのだなあ、と、
もう泣きたくなるような祈るような気持ちで、会場を後にした。
美術館の向かいにある、エシレの甘い匂いに誘われて。
マドレーヌとフィナンシェをごろごろと大人買いしてしまう。
今、3つめをほおばりながら、ブログを書いています。
食べると誰もが笑顔になる、エシレのマドレーヌ。
家で食べるなら、アルミホイルに巻いて、ちょっとだけオーブンで焼くと、
焼きたての香ばしさが、再び。
それにしても、冷えること!
セールでドット柄の手袋を買いました。
もう二度と、片一方だけ落としませんように。