「ハピネスマンション」 高田亮著 を読み終える。面白い!!
電車の中で、何度か、くすっとしてしまった。
大学入学のために上京し、「ハピネスマンション」という名に惹かれ、
そこに住むことにした、猪突猛進ガールな穂波。
しかしそこは、ハピネスマンションという名とは裏腹に、
アンハッピーでワガママな人たちばかりが住むマンションだった。。
穂波はみんなが幸せに暮らせるように奮闘するのだが・・・。
一方、希望に胸を膨らませていた大学生活も、なかなか思うようにいかない。
それでも諦めず、全力で戦う穂波を不思議と支えているのは、母の格言だった。
「歯ブラシがすぐダメになる男は仕事が長続きしない」
「強い握手をする男に限って、気が弱い。」
ろくな男がいないと言いながら、貪欲に男を探し歩き、
いつも自信たっぷりに言う母の格言は、的を得ているかどうか別として(笑)
大学の授業中、ピンチのとき、
穂波の口から ぽーんと飛び出すのだった。
幸せになりたいのだったら、まず絶対に忘れちゃいけないこと。
母の格言と、アンハッピーな人々に囲まれた日々を通して、
穂波は、それに気づいていくのだ。
結構シニカルで、思いがけなくコミカルで、
ハートフルコメディを目撃してしまったような、そんな読後感です☆
今日は、すごーく寒そうですが、
心を温かくして、おでかけください!
それでは!