こんばんは。主宰です。
北部薩南海域におけるブルーム観測はもう10年やってきてますが、始まった頃はマアジ仔魚、数年前はサバ類仔魚が多かったのですが、この2月・3月にやった流れ藻観測・ブルーム観測ではマイワシ仔魚(一部カタクチイワシ仔魚も含まれる)が圧倒的に多かったです。1970年代~1990年代にかけて、小型浮魚類は非常に大きな資源変動すること、卓越種が交替していくということを我々日本人は学んだわけですが、10年ほど前からこのような自然現象の再来を感じています。このような現象はたいへん不思議だし研究に値するような大きなネタですが、丁寧に解析していきたいとおもっています。このようなダイナミックな自然現象に興味関心あるみなさん、研究室に来て我々と一緒に研究に没頭して下さい。
昨日、一週間の食料調達のために、食料品店にいきました。鮮魚コーナーをのぞくと、マイワシが並んでました。
3尾で150円ちょっとだから、10~15年前と比べると随分と安いくなったなぁとおもいました。でも、私が小さいの時には数10尾くらい入って数100円くらいだったから(卸売市場で)、もっと資源量が増えてくると安くなるのかもしれません。
となりのマアジをのぞくと、1尾400円。こっちは逆に高くなったなぁと感じました。センベロではアジフライが200円くらいだから、もっと値段があがるとセンベロでたべられなくなるなぁともおもいました。
今は市場・流通が成熟しているので単純ではないだろうけど、価格の低下は資源量増大の影響も多少あるのかな?高くなった安くなったと特定の魚の値段に振り回されるのではなくて、資源変動・魚種交替を正しく理解して、その時代に新鮮で安く手に入るおさかなを楽しむという考えもあってよいかとおもいました。