海洋観測乗船実習2~その4 | COPE (KU Plankton Lab)

COPE (KU Plankton Lab)

絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

こんにちは。主宰です。

 

海洋観測乗船実習の報告最終回になります。

下船する前日は、全員で機材片付け・船内掃除をします。ラジオ体操して目を覚まし、朝飯を喰って腹ごしらえをしてから機材片付けをします。来月に別の乗船実習が控えているので、個数も確認しながらしかるべき箱へ片づけます。機材数が多いので、取り出した箱に戻さないと収まらないし、来月の艤装で混乱します。片付けの基本は、もとにあった場所に戻す、もっといえばもとにあった場所を出す前に確認するです。日常的なことですが、片付けができない人は頭の中の片付けも苦手かなとおもっています。

掃除が終われば、あとは夕飯後の口頭発表会のみです。実習中に得られたデータを使って、目的と課題に沿ったデータ解析とその成果を発表してもらいます。実習前から説明しているように、この実習では黒潮パラドックス解明のためのデータをとっています。これらのデータを使って、黒潮域と黒潮内側域には海域差があるのか?ということが目的です。この目的に沿って班ごとに課題を設定し、その成果を発表してもらいます。

近頃の学生さんは、口頭発表がとても上手です。口頭で説明するパフォーマンスが上手ともいえます。ただ、科学的な口頭発表では、やはり解析内容とその説明が重要になります。発表会では実習生・ティーチングアシスタント・教員で、様々な項目について採点を行いました。評価点が一番低かった班は、下船日の朝飯当番となりました。

発表会後には、実習中の安全確保と受講生への指導を担当してくれたティーチングアシスタントのみなさんと談話会をしました。

この画像では疲れ切った顔のように見えますが、酒もはいっていないのに談話が盛り上がり、18時~22時すぎまでの4時間、ずっとおしゃべり続きでした。終わるころには、くたくたでした。若いってすごいなぁ。

 

この乗船実習から戻ると、すぐに国際学会に出席するためにまた出かけます。疲れを十分にとって臨みたいものです。