おはようございます。主宰です。
3月26日~28日まで、北部薩南海域において南星丸による流れ藻・モジャコ観測を行ってきました。流れ藻・モジャコ観測の背景については、以前のブログで紹介した通りですので、そちらをご覧ください。3月26日は全国的に春の嵐となった一日で、鹿児島湾内ですら大時化の状況でした。そのため、出港時刻を少し遅らせて前線を見送ることにして、翌日からの調査に備えることにしました。この観測はどうしても鹿児島湾外に出て情報を集めることが使命なので、春の嵐の余波が心配でしたが、27日・28日は何とか調査を終えることができました。前回の流れ藻・モジャコ観測以降、鹿児島大学水産学部のホームページに観測速報を作成したので、そちらを見てもらえるとどのような感じだったかが分かるかとおもいます。
ようこそ鹿児島大学水産学部 水圏科学分野 | 流れ藻観測速報004 (kagoshima-u.ac.jp)
この観測速報は、この研究に携わっている学生さんたちが作成しているもので、プログラミング技術を使って地図を作成してくれています。観測でも一生懸命がんばってくれていて、とても助かっています。今回は、その他に南星丸の乗船実習に興味ある2年生が乗船してくれて、とてもがんばってくれていました。揺れることもあったのでみなさんたいへんだったとおもいますが、楽しそうにいろんな作業に参加しているのが印象的でした。みなさん、たいへんご苦労様でした。そしてありがとうございました。
流れ藻・モジャコ観測メンバー。乗船実習に参加すると、精神的耐久力や判断力などが養われるような感じがします。実習が終わるころには、乗船前よりもひとまわり大きくなった気がします(太ったわけでなく、成長したという意味)。
最終日の昼飯は、みんな大好きカレーでした。朝飯直後には既にカレーの香りが船内に漂い、さっき食べたばかりなのに、腹減ったとみんな口々に言ってました。南星丸のよかにせ司厨長は、この航海を最後にして退職なさるとのこと。手がこんでいてとても美味しく、見た目も綺麗な料理が多かったので、学生たちからは人気でした。今まで本当にご馳走様でした。ありがとうございました。