こんばんは。主宰です。
この時期になると、卒論・修論も終わってあとは卒業式を待つだけということになります。ただ、コロナ禍になって以来、この時期には残念ながら何もできない状況で、無駄に時間が過ぎていくのを待つだけになり残念な気持ちでいっぱいでした。ただ、こういう時世でも何かを共有できる状況が作れないかとおもい、いろいろと考えてました。自然豊かな鹿児島だからできる野外アクティビティなら何とかなるかもともおもい、みんなで登山することを企画。研究室の学生さんたちも賛同してくれて、みんなで八重山登山をすることにしました。実は、研究室アクティビティの一環として、登山は今に始まったことではありません。今から10年前の学生さんたちが卒業・修了イベントとしてやってくれたもので、割と人気があったんです。今回は、みんなが楽しい時間を共有できることを最優先し、素人でも楽しめる八重山登山にしました。
公共交通機関を使わないといけませんので、早朝に集合して入来峠に向かうバスに乗ることにしました。大学生というのは何かとドラマチックな展開が頻繁に起こるもので、参加者の一人は移動手段のトラブルがあったらしく、自宅から走ってきたという人がいました。それでも、集合時間に間に合わせてくるところに、うちの研究室の善き伝統があるとおもいました。先週の予報では午後から雨だったのですが、みなさんの日頃の行いがよかったらしく、快晴で暖かな1日となりました。卒業・修了して去っていく学生、進学のため残る学生、新しく卒論に取り組む学生が揃い、研究とは関係ない雑談をしながら過ごす時間は、大学ではならではのアクティビティだなとおもいましたし、こういった時間が大学生には必要だと思いました。コロナ禍が早く収束し、本来の大学生活・社会人生活が送れるようになることを祈るばかりです。
今回、終わってみて感じましたが、私が研究室を去っていく学生・これから来る学生との思い出を作りたかったので、こういうアクティビティを待ち望んでいたんだなと実感しました。こういった機会を少しでも多くもって、一生で一番楽しかったのは研究室に所属した時だったと学生たちにおもわれるような研究室運営をしたいとおもいます。
入来峠で下車し、登山前の元気な様子を記録。まだまだ余裕な感じです。
現地集合にしていたので、登山道入り口で記念撮影。今回の参加者です。
これが本来の登山道入り口。やっぱり、ものものしいです。
初めは先頭をあるってましたが、あっという間に追い越されて、最後尾をやっとこさ追従。やっぱり、若い体力にはかないません。
八重山登山道の途中には、昔炭焼きをした跡がいくつか残っています。この石組みもその名残です。
山頂では風通しが良いので、一瞬だけマスクを取ってもらって記念撮影。海上自衛隊に就職希望の卒論生にアテンドしてもらって、最後尾でようやく山頂に着きました。やっぱり、学生たちは体力あるなぁ。
山頂で遅い朝飯。八重山周辺では霜が降りてたみたいで、暖かい飲み物が最高にうまかったです。
片づけも済んで、これから下山。今朝は霞んでましたが、桜島の山頂がうっすらと見えます。
帰路は別のコースで下山します。甲突池方面に下る急斜面のコースなので、膝・太もも・ふくらはぎに負荷がかかります。登山では下りは要注意と言いますが、確かに登りよりも筋力が必要です。
甲突池コースの下山口で記念撮影。若くてもさすがに厳しかったらしく、膝がガクガクしてました。
ここが甲突川の源流となる甲突池。八重の棚田の中にあります。
甲突池から戻って、八重山公園で一瞬だけマスクをとってもらって記念撮影。昼飯休憩です。笑ってますが、バスを下車した時よりも疲労感があることに注意。
その後、腹ごなしに八重山公園内でアスレチックに挑戦。いい大人が童心にかえるのは悪くないです。
猿のように身軽なヤツもいます。登山後に休憩を取ると根っこが生えたように動けなくなりますが、高校時代には登山部だったらしく、今回の初心者向けの八重山登山ならば余裕なんでしょう。
体力を必要とする就職先に就職希望の学生ですが、ただ見ているだけだったので強制的にやらせました。恥ずかしがらず、何事も積極的に率先してやることが大切です。
最近の女子学生は、男子学生よりも積極的で、こういうアスレチックにも積極的挑戦。みかけよりも身軽だったので、意外な側面を見れてよかったです。
こいつがなかなか大変なアスレチックでした。私は最後までできず失敗。筋力・体力ある学生さんたちはササっと克服しており、五十路の体力減耗を恨みました。
童心にかえってロングスライダーでお楽しみの様子。
途中から、卒業生も参加してくれて、昔話や研究室エピソードに華が咲いて楽しい1日でした。毎年、この時期には私を信じてついてきてくれた学生たちとお別れしなくてならず寂しい限りですが、今日は最高の思い出ができました。ありがとう。



















