おはようございます。主宰です。
カナダ・ビクトリアで開催されている国際ワークショップの続報です。動物プランクトン生産力を測定することは高い技能だけでなく労力・時間を必要としますが、近年、生化学的に測定する技術がいくつか開発されてきました。私もその技術を頻繁に使用していますが、その有効性・汎用性が確かめられつつあります。そこで、国際科学組織と私設研究所の協力を得て、私と私の友人(アカシュ)が国際ワークショップを企画し、生化学的手法の技術論を学び実践するための機会を作りました。うちの学生は、この企画のサポートメンバーとして参加したわけです。
つい先日、その国際ワークショップが終了しました。参加者にはたいへんな好評だったようです。確かに、送ってくれた画像からはその様子が伺えますし、参加したうちの学生は最高だったと申しております。もし、このような機会が今後あったのなら(来春には鹿児島で国際ワークショップを開催します!)、学生には積極的に参加して欲しいものです。
講師役となったAkash Sastri博士とLidia Yebra博士。昔からの私の友人で、今ではお二人とも国際科学組織で活躍されています。
たぶん、タンパク質合成酵素活性を測定している様子。うちの研究室でも、この方法を採用して黒潮流域の動物プランクトン生産力を測定しています。今回講師をされているリディアさんが開発された方法です。
カイトビアーゼ活性(脱皮に関わる酵素活性)を測定している様子。画像に移っているアカシュさんが開発された方法です。私は測定したことがありませんが、彼と一緒に共同実験を鹿児島でやったことがあります。確か、過去のブログに掲載されているはずです。ご覧になって下さい。
ワークショップ中に参加者が頂く食事だそうです。どこかの高級レストランにでも来たかのようなメニューです。とても有難いことに、この私設研究所が無償で提供してくれています。
ワークショップ最終日に、近くのレストランで懇親会をしたそうです。楽しそう!こういうところでのおしゃべりはとても大切で、英語が得意でなくても一生懸命伝えよう・理解しようという姿勢があれば、だれでも打ち解けるものです。
ワークショップ後には、カヤック体験をさせてもらったそうです。いいなぁ・・・北米大陸の自然の中でこういうことをしたくて、私も組み立て式カヤックを購入して時々娘たちと遊んでます。
ワークショップ参加者の集合画像。みんな楽しそうだよね。みなさんはお気づきでしょうか?生物をやっている研究者・学生は、世界的には圧倒的に女性が多いんです。日本って特殊な国です。