こんばんは、主宰です。
今週の月曜日から木曜日まで、薩南海域の海洋観測のため南星丸に乗船しています。この海域には、水産資源として重要な魚類の仔稚魚や甲殻類の幼生が集積することが知られており、これらを漁獲してブリ・カンパチ・ウナギ養殖などがされていることはよく知られています。しかし、なぜこの海域に集積するのかについてはよく分かっておらず、私たちはこの海域における低次生態系の特徴を明らかにすることを目的とし、植物プランクトンの研究で有名な一宮先生(熊本県立大)、魚類仔魚の初期生活史で有名な久米先生(鹿大)の研究室と一緒に観測を行っています。
今回は、たった7人の乗船者でたくさんの観測項目があったのですが、みんなで助け合いながら多くの貴重なサンプルを採取することができました。早朝から夜まで観測するので睡眠時間もあまりありませんが、観測が終わったらみんなで楽しくおしゃべりなどもして楽しかったです。今日、これから遠洋に向かうかごしま丸と洋上で遭遇し、エールを送るために白旗を振って見送りました(洒落なんですが、分かるかなぁ)。
今日はその画像を置いておきます。
