接待攻勢をかける時 | 財務救助犬の部屋

財務救助犬の部屋

お金で悩んでおられる方へ
 

もう随分前の話だ。

 

 

銀行員時代

 

ある企業を接待した。

 

 

主力銀行になりたかった企業だ。

 

 

経理課長も係長も賛成してくれたのだが

 

役員の部長がネック

 

 

何代も前の支店長から叱責されたのを

 

根に持っておられるという話。

 

 

だから課長も係長も

 

うちからの接待は受けられないし

 

プライベートで飲みに行くことすらできない。

 

 

だがチャンスは訪れた。

 

 

大きな飲み屋さんで

 

お互い別々に飲み会をしていたのだ。

 

 

先方は経理課

 

当方は融資係がメンバー。

 

 

たまたま手洗いに立った時に

 

先方の課長を見かけた。

 

 

すぐにビールを何本か差し入れた。

 

 

しばらくして課長がお礼に来られた。

 

 

「もう一軒つき合って欲しい」と。

 

 

もちろん同行した。

 

 

「うちの部長を接待してくれないか」

 

信じられない提案だった。

 

 

部長もよりを戻したい

 

きっかけがつかめないと言う。

 

 

そして後日宴席となった。

 

 

雑談が続き宴たけなわとなった時

 

突然部長が座布団を外されて

 

頭を下げられた

 

 

「末永くよろしくお願いします」

 

信じられない光景だった。

 

 

接待には目的があるが

 

この時は接待自体が目的だった。

 

 

受けて頂いた時点で勝負あり。

 

 

そういうものではないかと思う。

 

 

「その席に誰がいたか記憶していない」

 

こんな話は通らない

 

 

こういうことを平気で口にすること自体

 

尋常ではない

 

 

野党や国民を馬鹿にしている

 

 

それで通ると思うのなら

 

次の選挙で手痛い打撃となろう。

 

 

とにかく我々は投票行動

 

態度を表明するしかないのだ。

 

 

よくよく今回の醜態を記憶しておくことだ。