札幌土産。行列を見るお店。

 ラーメン嬉しいな。

 ありがとうございます。


 それはさておき、


 すすきの「かけはし総本店」の“セクシー”佐藤オーナーシェフと、あずあず店長と、3人で豊洲市場に向かう。

 目指すは鮪仲卸「樋長」

 3人では2年越しの来訪である。


 市場はいそがしい時間が定まらない。鮪を解体する時間も決まっていない。

 月曜は休み明け、火曜は休み前…時間も買い手によってスケジュールが違う。

 それにしても、この日は本当に、いつまでも作業の手が止まらなかった。






 飯田社長が隙を見つけては話し掛けてくださるが、その隙がほとんどない。

 僕らは見事な捌きっぷりと、社長曰く「パズルを組み合わせるような」取り扱い先に合わせた魚体や部位の超絶妙な選択・切り分けに目を奪われる。

 何度も来ているも、がっつり待つ意思の上では初めてのこと。いくら見ていても飽きないが、気が付くと2時間半が経過していた。


 ちなみに事前に伺う時間のお話をした時も「読めないから何時でもいいよ」とお言葉をいただいていたので、甘えてずっとお邪魔していた。


 こんなに美味しそうな鮪に囲まれているというのに、飯田社長の捌きぶりと真剣な表情を見ていると、仕事がしたくて堪らなくなってくる。


 佐藤オーナーは、今回から仕入れるつもりで腹を決めていた。札幌に戻ってからすぐのお客も頭に浮かんでいる。

 この日僕らには最高の、週末に上がってきた下田の本鮪に決定した。



 どこをどのようにどの価格で提供したいのか。

 プロフェッショナル同士の話は面白い。





 すすきのの皆さん、昨日から食べられますよ。


 そんな昨日、すすきのから送られてきた。






 思い浮かべていたお客さま。