毎月定例開催のジャズバンドのイベントで日本酒蔵とコラボしたいというお話を御徒町「ふくはら酒店」からいただいた。
 これまではふくはら酒店さんのセレクトでブースを作り提供していたのだが、バンド側から月代わりの蔵コラボでと依頼があり、お声を掛けていただいた。

 バンドは東京の酒蔵「豊島屋」でもライヴイベントを行なっているくらい日本酒と馴染んでいるメンバーで、マンスリーの第1回目に「雁木」とは光栄である。

 会場は「HMVP新御徒町スタジオ」という、その名の通りスタジオで、30名ほどのお客さんが入る。

 ブルースとストレートロッケンロールロールをこよなく愛する身でありながら、初のジャズライヴ体験には心が躍る。

 今回のテーマは「ビッグバンド×日本酒×おでん=越冬」
 ということで地元御徒町「藤本商店」がおでんの提供をする。
 これがまた丁度ハマるのよね。



 雁木のラインナップは定番プラス季節限定「あらばしり」の7種類。
 演奏前、笑顔でブースにいらっしゃるお客さまに始めのスパークリングを注ぎながら、呑みが進みそうな匂いがぷんぷんする。



 そして、バンド《Happy Flight Jazz Orchestra》の登場でライヴがスタート。

 ホーンセクションに興奮する。

 ロックライヴにちょっといてくれるだけで嬉しいのに、この大所帯はなんて贅沢なんだ。




 音楽って本当にお酒を美味しくしてくれる。

 なんて美味い雁木なんだ。


 曲が終わる毎にお客さんのおかわりも進み、ライヴもじんわりヒートアップ。それぞれの見せ場にも魅せられる。

 素晴らしい空間だった。


 演奏が終わり、並んでいるお酒も丁度なくなるかと思ったら…そうだ、バンドマンがまだ呑んでいない。

 当日に1升瓶2本を追加していただいてよかった。

 それもあっという間になくなるのを見届けて、余韻と共に法被を脱いだ。


 何ヶ月後かにまたブースに立ちたい。

 その前に客席にいるかもね。

 ふくはら酒店さま・バンドメンバーさま・藤本商店さま、そして一緒に楽しんだお客さま、ありがとうございました。