独特の旨味のセンマイ(胃袋)
コリコリの特上ミノ(胃袋)
甘味たっぷりのシマチョウ(大腸)
じっくり煮付けて旨味爆発のハチノス(胃袋)
これが更に料理になって種類が増える。この胃袋たちを食べる胃袋が僕にはない。
だが、こんな日に限って(る訳ではなくて大体)ひとりなのだ。
心してかかる。いざ参らん。
先ずはハツ。
「牛ハツユッケ」なんか美味いに決まってるじゃないか。
だがしかし「牛ハツと春キャベツの回鍋肉(ホイコウロウ)」にする。 他で見なさそうな料理がとりいちさんでいただく醍醐味のひとつでもある。
柔らかい中にハツの食感もある面白さ。
ユッケに使っているハツよりも脂のある部位らしい。
やはり牛ハツユッケともよろしくしたかった。
どうせ、僕が食せるのはもうあと1品だろう。
特上ミノを使った料理には興味津々なのだが、諦めてセンマイといこう。
ちなみにミノ料理は、この2品。
「特上ミノと菜の花の赤唐辛子炒め」
「特上ミノと三浦大根のコムタンスープ」
特上だから、そして調理法で、あの噛みきれないミノのイメージとは違うらしい。
センマイは「センマイシャキシャキポン酢」を抑えて、「センマイとクレソンのピリ辛和え」に決定。
クレソンがいい働きをしている。
そして「極上ホルモン(シマチョウ脂なし)の炙り焼き」
このメニューを見落としていたのだった。シマチョウ好きとしてはどうなんだ、この失態。
(ハチノスのメニューインはこれから)
お腹が一杯だから何だってんだ。
忘れちゃならないのが、豊洲「樋長」の鮪。
この日入荷の銚子で揚がった本マグロはバッキバキ。
新鮮そのものの歯応えはまだ切られたことに気付いてないんじゃないかしら。
冬の酸が乗っているのも本マを食べてる感が強いけれど、それが突出しないバランスがこのバキバキくんの凄さ。
加えて、その前の仕入れの八戸本マグロも付けていただきましたよ。
やはり、北の本マ。
いや、ここにきてこの食べ応え。さすがの一言に尽きる。
お通しには青森県大鰐の「温泉もやし」
大鰐町だけの限定品種を使ったもので、豊洲のやっちゃば(青物市場)に入った時に僕らの口に入る。
入荷してから食べられてなかったので嬉しい。
なんだかんだと両隣の常連さんとあれを話しこれを話し、盃も進んだ。
限定生酒の季節。
もう春酒の季節。
間違いない。
ちょい熟も旨し2022
すーさん、ごちそうさまの1杯。美味し。
うーん、次伺える時はハチノスかな。
皆さま、代わりに食べにきてね。