どうにも矢印が点灯してから電車が来るまでに時間を感じる下神明の開かずの踏切。
 あいみょんの「君はロックを聴かない」の終わりしなから、「空の青さを知る人よ」「愛を知るまでは」と続き、「マリーゴールド」が始まってから9本目が通り過ぎ踏切が開いた。
 11分経っていた。

 それはさておき、

 店頭の貼り紙には「串焼き屋さんDAY」、店主おそちゃんが言うには「お姉さんデー」、僕が呼ぶには「レディースデー」。
 青物横丁「東京おそどん」で水曜日に不定期開催されるその営業日、まるで何かに導かれるかのように僕の足は吸い込まれていった。



 …なーんて、何かどころか、あやちゃんの串はバツグンで、なおちゃんの天然はバクハツで、その日はおそちゃんと一緒に呑める。特典満載。

 串を待つ間に、まずはトマトハイ。


 究極のトマトハイ。

 以後、チェイサーで呑み続ける。


 キターッ!

 素晴らしい豚レバーー。

 生まれ変わるならと言い続けている豚バラ。


 「雁木スパークリング」1升瓶!

 ガッツだぜ!


 龍力と言えば特A地区山田錦。

 そのしぼりたて!無濾過生原酒!


 おそちゃんの故郷の町のお米。

 遊休農地を減農薬減化学肥料で復活させた逸品。


 ひとつひとつ違う魚の箸置き。

 でも、これを使うには技術がいるよ。当たりだった。


 鯖カレーに悶絶!鯖!

 呑まさる。


 も一丁、串。

 芽キャベツの歯応え、キャベツ感が堪らん。



 常連さんもその「何か」に吸い込まれてやってくる。
 だらーっと、いや熱ーく夜は更けていく。


 かわいいレディース。

 魅力にやられて全写真ボケちゃったよ。これが一番よかった。

 盟友「原田」と共同前掛けってのもありかなあ。


 レディースたち含め、ここのメンバーはお店のオープン前から仲良しなのだ。

 皆の旅行で作ってきた陶器を公開。さて、誰が作ったものでしょう。



 気付けば営業後。

 気付けば3時。

 ずっとサイコーのメンバーだった。