本屋は最高のアミューズメントパークだ。
 何時間でも涎を垂らせるのだが、これ以上ものを増やしたくないのに、行くと欲望が頭(こうべ)を持ち上げることから、足を遠ざけている。
 そんな輩が増えているのか何なのか、昨今の“話題の漫画”というのは電子の世界に操られている傾向が強いと言えるだろう。あと、TVね。…なんちゃって。

 仲間うちで《漫画の会》を行った。
 西大井「とりいち」かずまささんの音頭により同店で定期的に開催されている会の真似事である。
 
 なかなかこのメンバー全員でとりいちさんの会と予定が合わないということで派生した、番外編と言うか延長戦と言うか新生物と言うか。

 スタイルも真似っこ。参加者が決められた持ち時間で自身のお勧めの1冊をプレゼンテーションする。
 それを聞いてから、皆でやいのやいのくっちゃべるのだ。
 プレゼン中もくっちゃべ中も日本酒(じゃなくてもいいけれど)を呑みながら。


 世話役のみゆきちゃんが順番を決める為に作ってきてくれた籤引き。


 なんと、テープを取ると本になっている。シャレオツ。

 そして7人しかいないのに、9じゃないよと教えてくれるアンダーライン。丁寧。


 開くと物入れに。コタツの上のミカンの皮は入らないかな。


 何か暗いけど百物語ではない。

 笑いあり笑いあり笑いしかない。

 …あ、この人はトップバッターだから緊張で暗かった…


 世話役。おつかれさま。


 暗い為かプレゼン写真が他にいいのがない。


※今調べて判ったけれど、「くっちゃべる」って方言なのね。
 ぺちゃくちゃお喋りする、という意味。

 極めて単純なルールとしては、ひとのプレゼン中は茶々を入れない。…だけれど、それが出来る仲間ではない。とりいちさんイズムを尊重しながら、今回は身内のみのアットホームな雰囲気がマシマシだった。
 自分の登録してある漫画リストが多すぎるから、この中から私に合った漫画を教えてくれ、という逆プレゼンも有り。

 この楽しい空間には楽しい仲間は必須だが、今回場所を提供してくださった大森「凛」さんも大いなる要素となった。

 凛さんは福島復興イベント「大森弾丸ツアー」(既に終了)のメンバーであり、店主らいかさんは情に厚い格闘家。
 久方ぶりの来店と初めてのコースを楽しみにしていたが、飲み放題に日本酒10種付き(今回は能登被災につき1種追加)で、お料理も抜群、2階の隠れ家空間も今回は貸し切りではない僕らにピッタリ。


 おやこれは!弾丸ツアー参加証のぐい呑みじゃないか!

 大森貝塚に因んだデザインと呑み歩きに合わせたサイズなので、小鉢としても使える。









 らいかさん、ありがとうございました。

 久々にお話出来て嬉しかったあ。


 サイコーのメンバーだぜ!


 皆さまに置かれましては、とりいちさんの開催情報に網を張ってくださいませ。

 勿論、僕らも次回こそ行きたい!


 帰り道のJR大森ホームで。

 こらこら、そこは小銭を入れる場所じゃないよ。


 中途半端な時間の解散に、戸越組はもう1杯だけ行きたい雰囲気。

 正に“本"繋がり、壁が本棚のクラフトビールのお店「Oredana」に向かう。


 ビール美味かった。

 近すぎて普段は行かない。

 遅くまでやっていると行けるのだが…


懐かしかったり珍しかったりの棚を眺めながら、話題は流れてくる“日本のロック"(まだJ-POPという言葉が蔓延する前)へ。



 因みに、僕がプレゼンしたのは以前マクラでも紹介した「サチ録〜サチの黙示録〜」

 ジャンプ+のアプリで読める。

 ”話題の漫画"になること間違いなし。