田村直美ではなくSHO-TAなんだ。

 デビュー曲で衝撃を受けて以来、今なお「PEARL」を聴き続けているが、実は田村直美名義では全く聴かずに生きてきた。

 大した訳もなく、何となくジャンルが違う気がしたことと、ただ単に情報のキャッチにズボラなだけであった。

 なので恥ずかしながら、5枚目のアルバム発売に合わせたこのツアーで初めて「Sho-ta with Tenpack rock'n roll band」を知る。

 頭の奥まで痺れるSHO-TAの唄声は健在。いや、年季が加わり彩りを増している。

 何より超絶メンバーとのステージが、とても愉快でかっちょいい。
 野村よっちゃんの曲はポップに転がり、バンマス(と呼ばれていた)の土橋さんの曲はやはりレベッカを思い出させ染み入る。

 これも恥ずかしながら、生では初ステージである。
 しかし、これがいい。長い長い年月を越え、ようやく巡り会えたんだ。こんなに嬉しいことはない。




※一応書いておくと、感染対策はバッチリで、とてもゆったりしたスペースで観ることが出来た。
 オーディエンス側も声援の代わりにしっかり手拍子と身振りでパフォーマンスをし、ステージのテンションを上げていた(って僕もそっち側なのに、ついただ見入っちゃうんだよね)