僕は、布団に入り眠ろうとしたが、やはり神経が高ぶって中々寝れなかった。読みかけの本でも読もうかと思い手にしたが、なんだか内容が入ってきそうにも無いので1、2行読んで止めてしまった…

そういえば山本さん小説を書いてるって言ってたけど今度読ませてもらおう。いつから書いてるんやろか?事故前か事故後か?どっちなんやろ?
とか色々考えてる内にいつの間にか眠ってしまっていた。

夢を見る事も無く目が覚めたら朝の8時過ぎだった。

特に朝起きた時が一番後悔した。実に山本さんの墓参りに着いて行くのが面倒になった…ぶっちゃけこのまま眠ってしまい、二度と山本さんと連絡を取らないでおこうと思った位だった。
もう一度、時間を確認する為に携帯を見ると一通のメールが、玉井さんからだった。
〔和歌山着来ました~神戸より少し暖かいです〕
なんの報告なんだ…

まぁ悪い気はしなかった。

僕は、山本さんと一緒に墓参りに行く事になりましたと返信した。

それからまだ時間があるので僕は二度寝した。

10時にアラームで起きて それから準備し家を出る事にした。

携帯のアラーム音は最強にムカつくアラーム音に設定していて、その音を聞きたくないが為に大概、アラームが鳴る五分前にいつも目が覚めるように僕の身体はなっていた。
10時55分二度寝から目が覚めた。そして携帯を取りアラームを解除した。
今日もムカつくずに済んだ。

そしてカーテンの隙間からこぼれる陽射しが、1月にしては暖かかったので8時過ぎに目が覚めた時とは正反対で、墓参りに着いて行きたい、気持ちに覆われた。

待ち合わせの12時より少し早く着いたので、山本さんと初めて出会った喫茶店で一服する事にした。
店内を見渡すと結構な人がいた。奥の喫煙席に目をやると、僕の方に手招きしてる、オッサンがいた。山本さんだった。

正直ビックリした。

昨日この喫茶店で勝手に働いて店員を少しざわめきさせといて…しかも店長もいるし…

とりあえず僕は、山本さんのに行き山本さんのテーブルの向かいに座った。
小林『おはようございます。山本さん良くこの店に来れますね』

山本『何が?』

小林『何がって、だって昨日…気まずくないっすか?』

山本『全然』

小林『何も言われませんでしたか?』

山本『特に』

小林『そうですか、ならいいんですけど』

山本『だって見て下さいよ、ここ駅前だし昼時だから忙しそうでしょ。いちいちお店の人も、一客として来てる私に相手にしてる余裕ないでしょ。店回すので必死ですよ。
まぁでもこうやってゆっくりと客として店内見ていると、勝手な客って多いですね。空気読めよって思いますよ。勝手な客と勝手に働く私のどっちがタチが悪いかと言うと数千倍、勝手な客の方がタチが悪いですよ。見てて、そんな態度とって今まで良く生きて来たなって思いますよ』


小林『いやまぁそれは、僕も今コンビニでバイトしてるんで、共感は出来ますね。たまに殺意を抱きますね。まぁでも勝手に働くのも相当タチ悪いですけどね…』

山本『うーんでも自分で言うのもなんですが、身勝手な客よりは、ファンタジーで夢があるでしょ…』

小林『えぇまぁ希望も有ります。て言うか全然注文聞きに来ないなぁ』

山本『だから状況見なさい。皆、店員さん余裕無いでしょ、少し落ち着いたなって時に呼んだいいんですよ。それか向こうが気付くまで待つ。時間に余裕があるんだから、待ってあげましょう』


まぁ確かに急いで無いし山本さんの意見に従う事にした。



まだまだ続く

★この話しは1月2日の喫茶店にてから読んで下さい!



トライアングル森とイベント情報

ライヴタイトル『きゃっきゃうふふ』
★日時3月23日(水)
★時間 開場18:45~ 開演19:00~
★場所「Tanto Tanto Tornare」
大阪府大阪市西区立売堀1丁目2-21 Fortezzabld 1F 2F
★料金¥1000
★出演:チョップリン小林    トライアングル森
※このライブは二人でトークしながら時に大喜利したりものボケしたりします。



★そして明日19時から繁昌亭に来れる方は是非とも来て下さい!