僕は山本さんの家を後にし自分の家に辿り着いた。歩いて約20分位の距離だった。

しかし今日はホントにシュールな1日だった。

シュールと言う言葉の意味をイマイチ理解してないが、多分今日の出来事に対して該当するだろう。
僕は風呂に入るか、このままベッドに横になり眠ってしまうか葛藤したが、風呂に入る事にした。
少し熱めの湯にし夢か現実か確かめる事にした。
沸いた湯船に右足を突っ込んだ、思った以上に熱かった。暫く右足だけ湯船にいれ仁王立ちしてしまった…この熱さは現実的だった。右足が熱さに慣れた頃、左足を湯船に入れた。もう一度熱さを感じ現実だったと言う事を2度確認した。両足を湯船に入れながら暫く仁王立ちしていた。
しゃがんで上半身を浸けるのにはもう一度勇気を振り絞る必要があったからだ。
僕は仁王立ちしたたま今日の出来事を一から丁寧に振り返る事にした。

14時前に駅前の喫茶店に入りアイスコーヒーを頼んだ。店内を何気なく見渡すと一人の中年の店員に気を奪われた。その中年店員はてきぱきと良く働きとても好印象だった。
すると、店長らしき男性がその中年男性を呼び寄せ、たまたま自分の座っていた席の近くで何やらその中年店員に話をしていた。
そして思いもよらぬ言葉が店長から聞こえてきた。
『勝手に働か無いで貰えますか…』

『うちの従業員じゃないですよね…?貴方一体誰なんですか?』

僕は、その言葉を聞いてその二人に釘付けになった。
まず最初は自分の耳を疑った。
勝手に働か無いで貰えますか…

店長の発した言葉を理解するのに数秒かかった。

数秒後、言葉の意味が理解出来た。このおっさん店員ちゃうんや、店員と同じ格好して勝手に働いてただけなんやと。

店長と中年店員との会話のやり取りでこの勝手に働いてた中年店員は、山本と言う名前だと言う事が確認出来た。

店を追い出された山本さんの後を追うと駅前の喫煙スペースでタバコを吸っていた山本さんを見つけ山本さんの横でタバコを吸っていると山本さんの方から話しかけて来て、夕方からVOLKSで働く事を知りVOLKSに夕方からVOLKSに行く事にした。
そしてやはりVOLKSでも勝手に働き出す山本さん。
昼間の喫茶店同様すぐに店を追い出され、またもや山本さんの後を追って今度は自分の方から声をかけたら、山本さんと桜と言う定食屋に行き軽く飲みながら飯を食う事になり、その後山本さんの家で飲みなおす事になって、そこで山本さんが勝手に働く理由を知る事になる。そして玉井さんと言う勝手に働くもう一人の人物に出会った。

ざっと今日1日の出来事はこんな感じだった。

振り返った頃には湯船の湯が少し冷めていたので一度首まで湯船に浸かり僕は風呂から出た。

太ももの半分から下が熱を持って真っ赤になっていた。

ベッドの上に置いていた携帯のを確認すると一通のメールが届いていた。
玉井さんからだ。






★まだまだ続く
この話しは1月2日の喫茶店にてからお読み下さい。


★告知
「チョップリン凹劇場 vol.13」~凹喜利ライブ~
■日時2011年2月27日(日)
18:30開場/19:00開演
■場所
道頓堀ZAZA POCKET'S
大阪市中央区道頓堀1-7-21 中座くいだおれビルB1
http://www.vitalartbox.com/top.html
■出演
チョップリン、トライアングル、、海原はるか・かなた、植村茂浩、恋愛小説家、NHKケータイ大喜利レジェンドのこたろ、天然もろこし植山・関根、小森園ひろし他
■料金
前売 1,500円/当日 1,800円
■チケットPコード410-677
月亭遊方×チョップリン
『烏・烏・烏』
日時:3月8日(火)午後7時開演(6時半開場)
会場:天満天神繁昌亭(地下鉄「南森町」JR「大阪天満宮」より徒歩3分)
出演:月亭遊方、チョップリン(らくごとコント)
料金:前売2000円、当日2500円
問い合わせ&予約:三栄企画 06-6631-0659