さて、改めて「子ども」とは?
①今、ここを生きています
②自分が何者か知っています
③赦し(愛ともいいます)を教える生き物です
ぼくらは子どもを
「未熟なもの」
「大人のミニチュア版」
と考えがちですが
じつは老成した存在でもあります。
それぞれについて語る最終回です。
③赦しを教える生き物です。
ぼくはある子に謝ったことがあるんです
家庭内暴力がひどく
とうとう児童相談所のお世話になった子に
せめて学校くらい
彼にとって幸せな場にしたらよかったのに
ぼくらはそれができなかったんです。
そこで謝ったんです
「もういいよ。赦すよ」
っていって
6年生だった彼は
卒業式にだけきてくれました。
その子もいまや同級生と結婚し
二児の父です。
子どもは
赦します。
一番の赦してもらえるのはお母さんです。
そして親たちは
子どもを通して自分の至らなかったところを顧みて
人として成長します。
ぼくが今
「ばななせんせい」をやっていられるのは
出会った沢山の小学生に赦され
自分の愛すべきふたりの子どもに赦され
そしてイベントで生徒さんになってくれた
みなさんに赦されてきたからです
本当にありがとうございます