もう、5年くらい前のことでしょうか
屋台形式のイベントに参加しました。
ぼくはセッション
ともちゃんはハンドマッサージをしました。
で、夏休みだったので
息子がついてきました。
何かやったら?
っていうことで
何が出来るか、と
意見交換をしているうちに
その人にあったポケモンを選び
そのイメージを
捨てようと思っていたポケモンカードに添えて
プレゼントしよう
ということになりました。
セッションですよ。
すげぇ。
思いつきで言い出したのはぼくですが
本人が「やるよ」ってこともなげに言い放ちました。
ブースを創っているときも
半信半疑で
(この人、本当にやるのか)
って思っていました。
で、いざはじまったら
ぼくよりお客が来ているわけです。
ともちゃんのハンドマッサージを受けながら
息子が、相手の顔と大量のポケモンカードを交互に見ているわけです。
で、あなたのポケモンは○○ですね。
このポケモンはあなたにとって□□で、
なんていってるわけです。
このポケモンを生かすには
こうしたらいいですよ、
って、こともなげに。
ぼくから見てもセッションはキレキレで。
言い得ていて、すごいんですよ。
みんな子どもだと思って馬鹿にしている風もなく
真剣に聞いているわけです。
す、すげぇ。
それから5年。
かれは中学3年になりました。
ぼくより背が伸び、
かわいらしい
声もすっかり野太くなりました。
「あのセッション、またやってくれよ」
ってぼくが言っても
「もう封印した」
っていうんです。
彼は植物と話せるんだろうな
って思っているんですが
そんなことも言いません。
この連休中も、業者テストを受けにいっていました。
受験って言う壁も
正直彼には不釣り合いですが
それがしたい体験だったら
父は応援していますし
どんな息子でもそれでいい
と思っています。