教室で授業を教えていると感じることがあります。
 
子どもに学習を
させようとすればするほど
子どもは勉強しなくなる、なぁと。
 
 
「手だて」と呼ばれる
さまざまなアイデアを駆使しても
子どもたちが進んで勉強するようにはならない。
 
すると、ますます強制力を強め、
勉強時間までコントロールしようとする。
 
  
それは、罰則を厳しくしても
法の網をくぐって犯罪が成立することに似ています。
 
 
善と悪
陰と陽
呼と吸
光と影
わたしたちは二つの極を行ったり来たりしています。
 
そして片方の極がなくなると
自らの存在がおびやかされてしまいます。
 
 
善というのは悪があってこそ生まれる考え方です。
みんな善人だったら、
誰も悪人など知らないのです。
 
 
管理教育があるから
管理を批判する声が上がります。
 
 
思ったように好きにやってください、
と言われれば、
ふとうこうも存在しません。
 
 
 
右脳教育というものが注目されています。
 
左脳偏重の教育への批判から生まれたものですが、
形を変えた左脳教育のような気がしてなりません。
 
なぜならば、そこには、
自分の能力や資質を向上させようとする
明確な意図が含まれているからです。
根本には、
「今のままの自分ではいけないから脳をなんとかしよう」
という考えがあります。
 
 
でも、本当に
いまのままでいけないのでしょうか。
 
 
今の自分が
いちばんいい。


子どもは楽しくなるとそういいます


 

 
 
 
右脳教育に光を当てればあてるほど
左脳教育という影が増大していくように
 
 
 
早期教育などで
「それを受けたらこれだけ成長できる」
というものに強く惹かれる方は、
やっぱり今の自分を否定しています。
 
親が
「自分がやってもらわなかったから
やってあげたい」
というのも自己否定です。
 
 
かくいうばななだって
十年以上前は
こうしたら文章が書けるようになります、
とうたっていたときがありました。
 
 
すべては経験。
すべては学び。
 
いまさらですが、
来るべきゴールデンウイークが
皆さんにとって素敵な時間となりますように。
 メルマガより