大正4年10月1日発行の青分銅と呼ばれた分銅葉書についての話題です。
この青色の分銅葉書が発行される前は紫色の分銅葉書でしたが、第一次世界大戦でドイツから輸入していた紫色のインクが途絶したため刷色を青色に変えた青分銅葉書が発行された。
京橋 4.10.23 初期使用 縦目紙
上の葉書は青分銅葉書の初期使用例ですが発行月内で綺麗な使用例なのでお気に入りの葉書です。
それと初期の葉書は縦目紙に刷られている事も無視できません。残されている青分銅葉書の大部分は横目紙です。
大正4年頃郵便の需要の増大に合わせて葉書も輪転印刷機が使用されるようになり、フンメル輪転印刷機が使用され、分銅葉書の大部分は横目紙になり、縦目紙は初期の一部にのみ使用されたので青分銅の縦目紙は少なく、特に未使用は希少品である。
カタログ評価は3000円ですが、美品なら諭吉さんでも欲しいと思います。
今日の花
オダマキ