今回は、「冬のお肌について」を記載していきます。
冬は、皮膚の加齢現象が最も進む減退季です。
交換神経が緊張し、皮膚血管系も緊張状態となります。
気温の極端な低下による寒気により血管運動の低下、体温放熱阻止
のため身体内部へと血液が移行し生命体維持の為の内部血流量が
増え皮膚表面の血流量が減量され、毛細血管は縮小し、皮膚組織の
酸素と炭酸ガスの交換、、栄養の供給、老廃物の排泄作用が低下し、
皮膚表面の細胞は栄養不足になり皮膚の代謝減退が起こります。
気温が10度前後まで下降すると皮膚分泌量、発汗量が低下し皮表が
収縮し、皮膚膜形成が不全となり保水、保湿の低下によりうるおいや
弾力が急激に失われ加齢が進み、皮膚は乾水性、乾脂性の傾向になり
不活性となり減退が目立ってきます。
次回は「冬のお手入れ」をお送りします。