240318(月)昼

春風、疾風のごとく。風速20メートルというから覚悟はしていたがやはり防寒着を持ってくるべきだった。

ビニール袋はあっという間に舞い上がり糸の切れた凧のように遥か彼方に消えていく。

おじいちゃんがこぐ自転車は前に進まない。

よろけて籠から落ち物もあっという間に道路を走り去る。

ここは国道14号線を一本入ったところ。JR船橋駅から六、七百メートルの所である。

おまけにビル風が追い打ちをかける。風も冷たい。

参った。

ここを逆風で通る自転車は普通の自転車の状態ではない。押して歩くことを薦める。特に年寄りには。

早く終わりたくって仕方がなかった。

運良く仕事は昼前に終わる。

 

今日はきよしというラーメン屋に行く予定だったが一応ミニ弁当は用意していた。初めての班で電話線の会社。この会社は伝統的に昼飯をちゃんと食わしてくれる保証はないからね。

しかしきよしは実は近くの赤坂味一の息子さんがやっている。朝うろついていたら親父さんのやっている本店を発見。

ぷーんと香る魚介系スープ香り。

中野時代大勝軒の裏路地が毎日通勤路。いい香りがしたあの頃を思い出した。ということはここは絶対うまいに違いないと踏んだ。

 

ラーメン800円

 

スープが決まっている。まさしく大勝軒系。メニューは潔く三種類のみ。

 

麺は固い。固すぎる。北習志野の大勝軒のゆるゆるとは真逆。

つけ麺やってもうまいだろうなあ。店員さんが5人もいるんだからできないのかなあ。がしかし大将以外は調理はできそうな感じがしなかったが……。

頑固そうな大将が店の真ん中にデーンといた。

柚子が入ってたらうまいのになあ、と思ったらちょろっと入ってた。柚子は脇役影子。このくらいがいいのかなあ。上品さを感じる。

チャーシューもメンマもよく使っていて旨い。強いて言えばもう少し具が欲しい。

それと唐辛子系の薬味も欲しいなあ。

きっと親父さんの方針なんだろうなあ。

あきらめ、少し酢をかけていただく。ここいらが千葉のラーメンの限界かなあ。

 

帰り。

駅よりにこんな立派な寺が。浄勝寺というらしい。知らなんだ。

千葉は立派な寺が多い。

さて、どうも体調がすぐれない。早く帰って会社に報告したらすぐ寝るとすっか。