240210(土)
昭和初期かつて将棋の名人塚田正夫が「勝つことはえらいことだ」と言った。
一見当たり前のことだが名人が言うと言葉の重みが違う。
同時に生きるということは大変なことである。
私には同義語に聞こえる。
やってもたがな、梅安さん。どエライことを。とうとう……。
私はこれを非人情とは呼びたくない。プロの世界は得てしてこういうものである。多大な富をリスクを背負った人の悲しき宿命。
今の摩擦が起こらない万人にニコニコ安全教育。大いに反対である。
自らの頭脳で判断する力を奪ってしまうからだ。
ダーウィンの法則に逆らうことになるからだ。
しかし彼らは本当に命のやり取りをやっている。これには参る。
人は悲しき生き物。
それがゆえに学ばなければならない。神経を研ぎ澄まし危機を感じなければならない。
これって野生の動物たちだってやってるじゃん。
食物連鎖の頂点に達した人間は傲慢になりいつしかこの感覚がなくなっているような気がする。
「安全、安心」にどっぷり浸かって脳みそがぼけた人はいざというときにドツボを見るんだよなあ、と私は思っている。
人生は厳しいぃー!
ねえ財津一郎さんそうですよね。