200813(木)夜

夕刻空が黄色くなった。洗濯物を干していたがお湿り程度の雨。

今度は空が赤くなった。

ここは火星か? それにしてもお湿り程度の夕立これでは砂漠に水を撒くようなものだ。

ここは千葉市中央区椿森。

数時間後。このお盆休みに自ら課題としていた弁天町ツアーを決行することにした。個人店ばかりだから明日からきっとお盆休みだろう。

第一弾!!

 

若駒

 

いわし専門店。前々から千葉駅からの帰路、老舗の貫禄を感じていた。

「いかにも」って店構えでしょ?

 

いわしの天ぷらと千葉の地酒梅一輪を頼む。

カウンター主体。二階は宴会席か。

シューと油で揚げる音が心地よい。そっかー、プロは温度管理がちゃんとしてるのね。

 

いわしの天ぷら500円

身がホクホクである。刺身にして出すのを天ぷらにしているのだろう。活きの良さ。

 

抹茶塩。これは江戸文化ではない。関西の文化だ。改めて千葉と関西の結びつきをここでも感じる。

強面の寡黙な親父さん。話しかけると結構気さくである。

 

たたき納豆500円

いわしのたたきを納豆で和える。千葉の名産なめろうに近い。こいつがうんまい。
「これすごいですね。ごはんが欲しくなる」というと強面の親父さんの相好が崩れる。

神田にもいわし専門店はあったけどこんなに落ち着いて食べられる本格派は貴重だ。

創業約40年。老舗の味はやはり本物だった。

いわし料理だけで全部で十品。あと八品をいずれは制覇してみたい、そんな思い。

何でも平日は天丼を500円でやっているとか。海老とイワシが主体らしい。勤めでいないのでどこかの機会で来たいなあ、と思わせられた。

 

返す刀で手前のおんじゅく丸へ。

 

鯖のアヒージョ 800円くらいやったかなあ? 忘れた。スマぬ

こいつを赤ワインでいただく。

 昨日うまく取れなかったので翌日夕方取り直し

 

アヒージョ自体食べるの初めて。要はオリーブ油にニンニク唐辛子で煮こんだ油による煮込みなんだね。発祥はスペインらしいがここは千葉の魚と合わせるおしゃれな店。

三十代の若きマスターと二十代の美人のバイトの気さくなお姉さまと花が咲く。二人とも垣根のない素晴らしい人柄だった。

 

ディープ飲兵衛と行くなら若駒。若い人たちと行くならおんじゅく丸。

予想していた通りのいい店なのでとてもとても満足な夜だった。