190920(金)昼

空前絶後。よくよく見るとこれはもう実質食い放題である。

そしてこれがデカくて柔らくてうまいのである。

 

ど、デーン♪

恐ろしき店を発見した!! 冒頭からなにやら「川口浩探検隊」調ではある。←フッ、古すぎて皆さんわからんだろう?

ケンタもびっくりのから揚げ屋。居酒屋。名物のガウラーメンもうまい。居酒屋ランチとは思えない革命児!!

 

唐揚げとフライドチキンは微妙に作り方味が違う。世の人でそれを理解している人はどのくらいいるのかなあ? みなさんどう?

 

唐揚げ定食730円。5個バージョン。神田神保町(東京)〇〇〇にて

友人たちが驚いたように言う。実は生まれてこの方五十数年。私はいまだにケンタに行ったことがない。誰かの家でテイクアウトを一度食べたことがあるようなないような、かすかな記憶。別段あの味が嫌いなわけではない。でも格別うまいとも思わなかった。脂っこすぎてカリッとした触感もないような気がした。

 

一度頭を冷やして考えてみた。なぜ私はケンタに行かないのだろう、と。

それはどうやらこういうことらしい。

1.高い。……唐揚げの原価はたかが知れている。

2.ファーストフード嫌い

3.定食がない。コメが食えない。

4.酒が飲めない。

 腰を据えて飲むというのが私にとって「飲む」ということで定食、ランチ、ファーストフードでは飲みたいと思わないのだ。唐揚げばかりではいくらあっても飲めない。

 これで5個だよ。これが一気に20個襲ってきたら、と思うとうれしい悪夢ではないか?

 

さてさて能書きはこのくらい。

唐揚げ20個1050円の定食屋を発見した。ところは言わずと知れた東京は神田神保町。職場の近くである。

20個と言ったらもはや食い放題と一緒。

それがケンタ並みにデカイときたらもう……。

 

しかもご飯はお替りし放題。

 

マヨネーズ、自慢の塩だれ、一味完備。

スープが付いて。

もう言うことなし。

しかも肉は大山鶏で柔らかい。ブラジル産の質の低いのを使うところが多い中びっくり。

衣はカリッと竜田揚げ風で片栗粉で揚げている。

唐揚げ5個でご飯が足らず軽めだが三杯も食っちまった。だって唐揚げが余っちまってご飯がなくなるんだもん。しょーがねーじゃん。

自慢の塩だれ。塩にポン酢を混ぜたのかな。なかなか斬新な味。
キャベツにかけてもいいし、唐揚げでもうまい。でも唐揚げはやはり自分好みの塩コショウ、トウガラシがいいかなあ。

 

メニューはシンプルである。

 

店の名はクラッチと言うのかな。

二人でやっているのでメニューも絞った居酒屋。考えている。頭いい。
その上ここのマスターの腕は並ではない。名物のガウラーメン=袖ケ浦ラーメンも半端なくうまかったし、今日の唐揚げ定食もそう。

帰りがけレジにて。

「唐揚げ。デカイだけでなく肉が柔らかくカリッと揚がってておいしかったです」と感想おば。

「20個の唐揚げ定食食べた人いるんですかあ? 学生さん? 20代だったら挑戦してたやろなあ」と。ガタイのいい店員さんに聞く。

四十代かなあ、「私も無理です。サラリーマンの人が平気で食って行かれます」とのこと。

なかなかに人当たりのよい店。
こりゃ一回夜こなきゃと思った。