170526(金)夜
すばらしき書店ナイトに行ってきた。
実はこういう本があります。
書店員の仕事
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全国の書店員さんの声を集めた本。震災を食らってからの、停滞する出版業界の中で苦悩し、必死で戦う人たちの物語。
この出版記念パーティーに参加。
本が売れなさ過ぎてわが出版社は地方に出張にいけない。新幹線代が情けないことに出ない。よって地方からわざわざやってきてくれる書店員さんといろいろ話がしたかった。
中には大昔の恩師30年ぶりの方もいた。
この方、わたしが会社を代わってもわたしの営業チラシをずっと見てくれていた。
「小林研一郎(コバケン)」という一風変わった署名に吹き出してくれていたようだ。
パーティーと行ってもそれは立食で質素なもの。
出版界に似つかわしく身分相応。こうでなくっちゃいけない、と改めて出版界の人々の謙虚さに身が引き締まる思いだった。
何人か会えない人もいて残念だったが、逆に意外な出会いもあった。
まだまだしんどい業界だけど一縷の希望を持つに十分だった。これからもこれの人に叱咤激励を受け、チームワークを組み少しでも前に進もうと思ったしだい。
その後……。
気が付くとカラスが鳴き、すずめがちゅんちゅん鳴く時刻に。
始発電車で帰る。
久しぶりの体験。
よって土曜日は寝たきり老人。
でもこの充実感は何なんだろう。
とてもとても幸せな気分である。
本好きの人、興味のある方はぜひご一読を。