170520(土)夜

意外なことにわが地元東京、中野駅近辺には大衆中華の名店がない。みんなみんなチェーン店。ラーメン屋は恐ろしい数があるのに。休みに中華を食いたくなると意外に難儀する。

あっ、思い出した藤華の親父のところに行こっと!!

中野駅から外れること10分。私の家の近所。かつてはにぎやかであったであろう神社前の商店街の最後の生き残り?

 

酢豚定食1300円。

ここの酢豚は絶品だ。少々高くても奮発するだけの価値がある。

肉がゴロゴロ。きゅうりが入っている。私の大好きなしょうゆ主体のたれ。

オーダーしてからゆっくりゆっくり作る。

豚国片栗粉をまぶし揚げる。おお、香ばしい香りがカウンターに舞う。

ジャーッ♪ 野菜を炒める音。ジュォーン。おっとしょうゆスープが入りました。香りが舞い上がる。思わず唾液を飲み込む。もうすぐだ。もうすぐだ。

 

ここの親父さんなんと今日誕生日83歳。かくしゃくとしている。ゴルフをまだやっているらしい。

カートに乗らず意識的に歩くんだとか。

たまに失敗するけどそれはご愛嬌。昔から気づきあげた腕は健在だ。

私も草野球やめたくなったらここの親父の顔を思い出すことにしよう。

 

藤華。中野駅周辺の店には感じられない年輪と風格をいつも感じさせてくれる。

感謝。