大変ご無沙汰してます。
相変わらず毎日バタバタアレンジしておりますが、取り急ぎ情報が入ってきている小林健太郎の作品が取り上げられる演奏会の情報を少しお伝えします。

↑まずは大阪音楽大学の皆さんのホルンアンサンブル。チラシには書いてありませんが小林健太郎作曲の「オマージュ」を演奏して頂けるとのことです。いいなぁ~行きたいなぁ。誰か連れててってください(T_T)

↑続きまして福川くんのリサイタル。以前アレンジした曲をまたやってくれるようです。ありがたや~。にしてもこのチラシ。わかる人はわかるロケーションで楽しい。


↑シュミットアンサンブルNAGOYA!素敵なメンバーですね~。なんと、わたくしめの作品が!ありがとうございます!

↑そして今絶賛アレンジ中のこちら。京芸の皆さんの演奏会!今年は三角帽子ですよ!!


と、他にも色々あるのですが今日はこのへんで…


これを演奏する奏者からの情報(タレコミ)によると、昔こばけんが某CD録音のためにアレンジしたスター・ウォーズの楽曲がこちらで再演されるようです!(知らなかったwww)

私は残念ながら行けませんが、ご興味ありましたらぜひ行ってみてください!9月1日(日)15時開演だそうです。
立秋なのに暑いすね。皆様いかがお過ごしでしょう?


さて、夏と言えば青春18きっぷでどこかに行きたいところですが、皆さんはどこに行きますか?私は鉄道好きですが、旅好き、自然好き、秘境好き、仏好き、と、ただ鉄道だけじゃない旅が好きなのです。

で、そんなこばけん的18きっぷ旅をちょっとだけ皆さんにご紹介、みたいなシリーズをYouTubeに作ってみました。
基本は電車で行って駅から歩き、もしくはバスで行ける範囲の、特に秘境的な場所をUPしていこうと思います。

第一弾は梅雨前に行った東海道線函南駅から徒歩15分の滝の旅。

ではどうぞいってらっしゃい~☀️




日本公開はされなそうなアニメ映画「ミッシング・リンク」のサントラ。音楽はベテラン、カーター・バーウェル。

私がサントラ収集をはじめて間もない20年程前、サントラ好きの先輩に「カーター・バーウェルいいよ!」と言われて聞いたがあまりピンとこなかった記憶があるが、ここ10年でこの作曲家のもつ旨味に気付いてしまうことになる。
が、しかし、この「ミッシング・リンク」は普段のバーウェルよりキャッチかつ旨味もそのまま。なかなかいいサントラである。オーケストラはロンドン録音。

打ち込みとオーケストラのよくあるサントラとは全く違う上品かつ芳醇な1枚。このアニメ映画がジマー門下の作曲家担当にならなかったこと、神に感謝しますアーメン🙏


ハリウッド版ゴジラの最新作が公開された。この音楽、サウンドトラックがなかなかいい。
前回はフランス出身でハリウッドで活躍するアレキサンドル・デスプラが担当し、全く新しいゴジラ音楽を提供したが、今回、彼は続投せず、新しい作曲家が呼ばれた。それがビアー・マクレアリーだ。


マクレアリーは近年こそ大作映画の音楽を担当する作曲家になったが、以前はテレビやゲーム作品を中心に活躍し、比較的暗いイメージの作風が目立っていた。この作風は現在でも変わらないが、その音楽は派手か地味かと言えば、正直地味な印象な作曲家である。

しかし今回、この「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の音楽的成功により、今後は恐らくこの手の大作にひっぱりだこになるのでは、と予感させる。

マクレアリーの何が今回良かったのかと言えば、それは「采配」につきると思う。
これまでの内外の新生ゴジラ作品、98年のエメリッヒ監督アーノルド音楽等も含めて、その都度新しい作曲家が伊福部昭氏の音楽を「イメージ」したりして新しい音楽を創造してきた経緯がある。その中にはもちろん大島ミチル氏を始め多くの印象に残る素晴らしいゴジラ音楽が生まれてきた。しかし、伊福部氏本人が担当した作品や、そのテーマがちゃんと使われた作品はやはり格別「ゴジラ感」が強く感じられたのではなかろうか。

それを感じていたか否かは定かではないが今回、マクレアリーは自身のアイデアとして伊福部氏の音楽を使うことを監督に進言し、これに監督も乗り気であったという。

かくして伊福部氏の音楽がテーマモチーフとして使用されることになった今作、映画をご覧になった/サントラをお聞きになった皆さんはおわかりかと思うが、非常に素晴らしい物が出来上がってきた。ハリウッド作品らしい仰々しいオーケストレイションは想像の範囲であったが、何が良かったかと言えばズバリ、「声」が良かったと思う。

ここ10年くらいのハリウッド映画音楽界では「声」というのはとても大事なパレット(音色)である。それは合唱であったりサンプリングの音色であったりするが、今回のマクレアリーはこの「声」をなんと4種類も用意しているのだ。


まずは①混声合唱。これは枚挙に暇がないが、ハリウッドの大作映画音楽にはもはや不可欠な声であろう。今回の作品にももちろん使用された。録音はイギリス・ロンドン。
次にこれは合唱の一部とも取れるが②デスボイス。これは私の俗称であるが、要はかなり低い音域の男声のことで、おどろおどろしい雰囲気を出すには好適な声。パイレーツオブカリビアン2作目の原住民の曲や、スターウォーズエピソード7のスノークのテーマなどはこのデスボイスである。
ここからが今回作品の真骨頂、③お経、であります。
これは②と共にギドラのモチーフとして使われており、日本人にも馴染みのある般若心経が唱えられている。この読経にはLAダウンタウンのリトルトーキョーにある寺院、東本願寺ロサンゼルス別院の住職らによる本格的な物だ。このお経+ハリウッドオーケストレイションは、かなりクセになります。元々リズミカルな般若心経がパーカッションなどのリズムと絡んだそれは本作の中でも最も印象に残る物である。
最後は④カケゴエパフォーマー。ハリウッド映画音楽と掛け声と言えば真っ先にジマーの「ラストサムライ」が思い出されるが、あれは全体のごくごく一部の使用にとどまり、掛け声の内容も少し気合いが足りない(笑)感じであった。今回は25人もの日本人による掛け声がゴジラのモチーフの一部として利用されている。「そーれぃそーれぃそーれぃ!」「ごっ!じっ!らっ!」など、単体で聞くと少し笑ってしまいそうな歌詞ではあるが、これまた実に効果的にハリウッドサウンドと絡み合い、面白い映画音楽として機能している。

これら四種もの違う「声」が、単体ではなくうまく混ぜあわされて使用されているあたり、マクレアリーのセンスの良さがうかかえる。
これら「声」の采配を巧みにこなしたマクレアリー、オーケストラパートも抜かりなく、期待通りのサウンドを提供している。ちなみに今回のオーケストラはロンドンで録音された。


ホルンは9人クレジットされている。


なお、「モスラ~や、モスラ~」の古関裕而作曲のモチーフも使われたのもファンとしては嬉しいところだ。



ハリウッドゴジラの新しい音楽の形を具現化したマクレアリー。日本人サントラ好き、ゴジラ好きなら一聴の価値があり、と言えるだろう。


ちなみに最近では珍しくサントラの売り上げも良いようで…


日本流通用に輸入盤に本家ゴジラのシリーズを意識したデザインの帯が付いているものもある。ファンには嬉しい特典だ。



昨年鳥取ホルンアンサンブルの皆さんに向けて作曲しましたホルン8重奏曲第3番「星取る街へ」を久しぶりにひっぱり出して後輩達に軽く吹いてもらってきました。

以下はその中から抜粋の抜粋ですが動画です。


今後出版しようかと思っております。
その際はフルサイズも公開します!

また決まりましたらご連絡しますね~🌠



久しぶりの鉄ブログ。

実は最近底辺ユーチューバーやってまして、鉄道ネタを無駄に投下しております。
今後はその宣伝?もこちらにUPしてみようかと。

今日ご紹介するのはこちら。


JR東日本のEast i-Eを鶴見駅で撮った動画です。

たまたまいたので撮った感満載ですがよろしければご覧ください!

と、いうことで毎年お邪魔します多摩かたつむりの会定期演奏会のシーズンです。今年は2019年5月12日(日)14時開演です。会場はいつも通り府中のウィーンホールです。

今年はロシア曲満載でお届けします。
私は例年通り、編曲と指揮を担当させて頂きます。

↑合宿の練習後の皆さん。なにやらアイテムが見えますが……本番のお楽しみです!



まだ日本公開が決まっていないジョーダン・ピール監督のホラー映画「Us」。ホラー映画のサントラというのは一般にショックサウンドが印象に残ってしまうが、時としてサントラ史に残る名作になることもある。

例えばゴールドスミス作曲の「オーメン」では「アベマリア」ならぬ「アベサンターニ」という悪魔賛美の合唱曲が作品の質を格段にあげていた。今回の「Us」も、その時のセンセーションほどではないが、合唱という武器を使い、印象的なテーマ曲を提示している。ブルガリアンボイスの歌唱にも似たそれは、しかし次第に男声にも広がり、特に低音が魅力的だ。

「グレートウォール」「ハン・ソロ/スターウォーズストーリー」など、近作でもブルガリアンボイス的合唱が使われている例はあるが、今作は男性が入ることによりまた違った合唱の種類が加わったかのように感じる。

他のアンダースコアもショックサウンドはむしろ影を潜め、ニューヨークのミュージシャンによる美しいオーケストラサウンドが基軸となっている。しかし新しい作曲家らしく現代的な音処理も聞こえ、古さは感じない。