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こばごうのコレ切ってアレ食って

小林剛による天鳳名人戦自戦記など

近代麻雀の対談企画に行ってきました。
麻雀関係ではいろんな仕事をしてきましたが
対談というのは珍しいですね。

猛暑の中、スーツを着て町田まで。
さてその相手は・・・



伝説の雀鬼。桜井章一氏!!!?
麻雀への考えが私と全く異なる超大物(゜Д゜)
「第一打に字牌を切らない」
一度は実践したことがある人も多いのではないだろうか。
高校時代に初めて近代麻雀を見て以来知っていたが、
まさか対談をさせてもらう立場になろうとは。

はたして議論はかみ合うのだろうか…

彼のお店「牌の音」に先に到着し、編集の方々と一緒に
緊張しながら桜井氏を待つこと1時間。
そして登場!

会って話してみると、思ったよりはずっと気さくで
取材には慣れていて撮影の人にも気を遣うことができる人で
なごやかな雰囲気で対談を始めることができた。

この対談はそもそも桜井氏が「近代麻雀プレミアリーグ」の
DVDを見てこちらに興味を持ってくれたのがきっかけで
実現したもの。

麻雀観・価値観がまったく違うのをわかったうえでその対談相手に
設定されたからには遠慮するわけにはいかない。
慎重に言葉を選びながら全力でぶつかっていった。

内容に関してはここには書けないが、
徹底して理詰めで反論することはまあできたかな。
今までの麻雀界で真正面からこれほど桜井氏に逆らった人は
いなかったのではないだろうか。
こんな生意気な若僧の話を笑って聞いていただき
ありがたい限りである。

また、麻雀を見てもらうという貴重な機会をいただき
何切るで長い議論になったことも。

麻雀以外でも超人的な能力を生で目撃することもできた。
やはりスゴイ人なんだなと再認識。

5時間以上の長丁場ではあったが、非常に有意義な時間だった。


掲載はおそらく9月発売の近代麻雀の巻頭とDVDにて。
みなさんお楽しみに!!
約1年半にわたって近代麻雀に連載させてもらっていた
「コバシステム」が、今回6月1日発売号をもって
最終回となりました。

最初は違和感があった題名ですが、徐々に定着して
「コバシステム読んでるよ」と雀荘で声をかけられることも
増えてきました。
「システムではこれ何切るのか教えてくれよ」
なんて冷やかされる場面もちらほら(笑)

最後のテーマは、デジタルという言葉の定義の曖昧さと
それに関する自分の立場。
これこそが、長年自分言葉ので書きたかったことで
ようやく書き上げることができました。
キンマ表紙
コバシステム最終回

まだコンビニに売っていると思うので
ゼヒお買い求めください。
今回も付録が充実していて、私の出場している
プレミアリーグのDVDもついてますよ。

この業界に入った20年前、自分が近代麻雀誌上で
オカルトを全否定したこんな勝手な文章を書かせてもらえるなんて
想像もしませんでした。
それが、毎号ほとんど直されることもなく掲載していただけるとは
近代麻雀編集部には感謝の気持ちでいっぱいです。

いままで読んでくれたみなさん、本当にありがとうございました!
またいつか戻ってくるつもりでいますので、今後も近代麻雀を
よろしくお願いします(゜∀゜)!!
2節を終えて+90ほどの2位。
ここまでは順調ではあるが、今までとは違って
何か違和感があった。

明らかにアガリが多いのである。

おそらく要因はふたつ。
ひとつめは、去年の昇降級によって、そして清水英二が
将王として上に抜けたために、かつてないほど
攻撃的な打ち手が揃ったことだ。
一発裏ドラテンパイ料がなく、手堅いタイプが勝ちやすい
ルールだと思う人もい多いだろうが、そんな打ち手ばかり
ではないのだ。

もうひとつは今期の評価法。
8人制のリーグで、上位3人が将王決定戦進出、
下位4人が降級、単なる残留は1人だけである。
降級者が増えた理由は、今期から内田慶・草場とも子の
ふたりがプロと認定され、さらに2人が休場から復帰した
ため下位リーグの「プロランキング戦」の人数が過去最高の
10人に。その結果、規定に基づいて4人入れ替えとなったのだ。

この4人降級というのはやってみるとかなり厳しい。
半分が落ちるということは、マイナス者は自分のポイントを
挽回すべく、かなり早い時期から攻撃的になってくる。
その結果全体的なに流局率が下がってアガリが増えるのだ。

となると「アガリがたくさん出るもの」という認識のもと
上位者も戦うことになる。

1回戦南1局。
ややソーズが安い場況で、私が五索五索六索からソーズ待ちに決めて
五索を先切り。これによりさらにソーズが山に残ってそうに見えてきた。
するとすぐに忍田から七索切りリーチ。
ああ間に合わなかったかとオリていると、忍田が五索をツモアガリ。
手牌はメンピンツモの700・1300。
このルールでのピンフのみリーチはかなり珍しいが、ラスめならではか。
ところがその捨て牌を見て衝撃が走った。
待ち牌の二索が切ってある、フリテンリーチだったのだ。

このルールで20年以上やっているが、単なる両面待ちで
高め安めのないフリテンのメンピンツモはさすがに記憶にない。
現在のシステム・メンツでは、待ちに自信のあるチャンス手では
最大限に稼いでおくべきという忍田幸夫の判断なのだろう。

別卓では6万点トップの山本を武則が四暗刻タンキで
豪快にまくったとのこと。まだまだ荒れるなあ。

第13期ミューリーグ 3節終了時
忍田 幸夫 +121.7
小林 剛  +94.7
武則 輝海 +55.0
明村 諭  △19.2
山本 裕司 △56.4
三原 孝博 △62.3
松井 一義 △77.7
三上 龍玲 △77.8
麻将連合のトップを決めるミューリーグ。今期も開幕しました!

8人中上位3人が、現将王の清水英二に挑戦。
下位4人がプロランキング戦に降級となる。
認定プロの人数が増えたため降級枠が4人と厳しく
なってしまったが、やはり見るのは上、決定戦である。
去年、10年連続で途切れてしまった決定戦に
今年は残るつもりだ。

連日開催となった1・2節、
最も印象に残ったのはこの局面。
2着目の山本がダブ南をポン。さらに三萬をチーして七筒切り。
3枚切れの北をツモ切った後に一萬をチーして九筒切り。ドラは二萬である。
裏裏裏裏横一萬二萬三萬横三萬四萬五萬横南南南

一筒六索東中西七筒
北九筒
捨て牌はこの通り。
これをどう読むべきか。

まず二萬三萬四萬五萬から食い伸ばして2メンツを作っていることからマンズに寄せた可能性が高い。
2つ鳴いた1~5あたりは解決している可能性が高いので待ちは上の方か。
また、3枚切れも字牌より後から九筒が出てきたのでタンキからの待ち変えもありえる。
その場合は鳴いた一萬を含むスジのノベタンになるか。
単なるカンチャン落としを見せないためにあえて九筒を残した可能性もあり
その場合はホンイツではないかもしれない。
ということで想定されるのはこんな感じ。
七萬七萬白白七萬九萬白白四萬五萬六萬七萬三索四索四筒四筒

そこにテンパイの私が三萬をツモ切ると、山本が興奮しながらロン!


二萬二萬四萬五萬横一萬二萬三萬横三萬四萬五萬横南南南  ロン三萬

なるほど!タンキからの待ち変えでこんなケースがあったのか(゜Д゜)
確かに二萬二萬二萬三萬四萬五萬もしくは二萬三萬四萬五萬五萬五萬という形はありえる。

感心しながら12000を払い、このゲームは無事2着で終わった。

ホンイツの3フーロにわかっていて飛び込むというのはめったにないが、
このレアケースならば仕方ないような気もする。
似たような局面があればまた放銃しそうだな。

第13期ミューリーグ 2節終了時
忍田 幸夫 +122.5
小林  剛 + 91.3
武則 輝海 + 2.1
松井 一義 △ 20.0
三原 孝博 △ 25.5
明村  諭 △ 46.8
三上 龍玲 △ 47.6
山本 裕司 △ 97.0

8戦終わって22122211という着順でとりあえずいい感じ。
リーグと将王決定戦は全節ニコニコ動画で生放送されるので
みなさんスリアロチャンネルに登録して見てくださいね!
近代麻雀プレミアリーグが始まりました!
これは最強戦の予選の中でちょっと特殊なもので
選ばれた8人によるリーグ戦です。
そのメンツは
瀬戸熊 直樹
佐々木 寿人
鈴木 達也
石橋 伸洋
小林 剛
魚谷 侑未
藤田 晋
じゃい


なんとも豪華なメンツ!
ここに選んでいただけるとはありがたい限りです。
全員強力なのはわかってるけど、時に魚谷さんと
初めて打てるのが楽しみですね。
このメンツで予選8回、決勝2回を打ち
優勝者が最強戦ファイナルに出場します。


会場がまたスゴイ(゜Д゜)
こんな所で麻雀を打たせてもらえる日が来るとは!
麻雀界も変わってきてますね。

この対局の様子は4月からニコ生で放送します!
見てくださいねっ