こばごうのコレ切ってアレ食って -10ページ目

こばごうのコレ切ってアレ食って

小林剛による天鳳名人戦自戦記など

東場 北家 ドラ西

六萬七萬八萬五筒六筒七筒五索七索九索西西 裏一索一索裏
自分の捨て牌がこんな感じ。
一筒北白六萬七萬中

三索南

普通のルールなら、五索九索のどちらかを切ってリーチだろう。

だが、手出し三索、ツモ切り南の後にソーズを切ってリーチでは、

どちらを切ってもそのソーズが手牌に関連しているのが明らかなので、

スジ待ちとはいえ出アガリはあまり期待できない。

特に、テンパイ料のないミューリーグではほとんどないだろう。

またツモアガリならば、60符なので、ダマテンでも

ツモドラドラで2000・3900。

リーチでも点数はほぼ変わらないのだ。


つまり、出アガリが期待できないのであれば、この手をリーチする

メリットはほとんどなく、ダマテンの一手。

567三色の変化を見ての九索切りである。
直後に2枚目の六索が切られたが、これリーチがかかっていれば

ほぼ出ない牌だった可能性が高いので気にすることはないだろう。

期待するツモは、まず三色になる五萬


―――そして。


ツモってきたのは七筒だった。

ここでやることはひとつ。七筒を空切りしてのリーチだ!

捨て牌はこんな感じ。
一筒北白六萬七萬中

三索南九索二萬東横七筒



三索九索を早めに切って、不安なカン六索に固定するケースは

ほとんどない。

手出しでリーチをかけられる四筒五筒六筒七筒八筒 を待っていた。

相手から見ればこの六索待ちは完全に盲点になるのだ。


結果はオリ気味だったトップめからの出アガリ。

狙い通りの結果になった。


だが、連日対局8半荘の中で、うまくいったのはこの局くらいで

2日間の成績は大負け。


第12期 ミューリーグ3節終了時

三原 孝博 +116.9

清水 英二 +66.7

木村 和幸 +54.9


明村  諭 +41.5

小林  剛 △49.6


山本 裕司 △60.3

須藤  浩 △70.6

高見沢治幸 △101.5


将王決定戦進出は3人。プロランキング戦への降級も3人。

残り4節あるとはいえ、下を見ながらの戦いになりそうだ。



ところで、リーチ宣言牌のスジで待つことは「モロひっかけリーチ」

などと呼ばれ、昔から嫌われる傾向がある。

しかし、技術が発達した現代のマージャンでは、リーチ宣言牌の

スジ牌は単なる危険牌のひとつと見なされ、安全だと思う人はいない。

そろそろ、ひっかけリーチなどという呼び方はやめたほうがいいのでは

ないだろうか。


リーチ宣言牌のスジ牌が当たるかどうかを読むこと

そして読まれないために手順を工夫すること

それこそが技術なのである。

ついに開幕した麻将連合のプロの戦い「ミューリーグ」。

ランキング上位8人で7節28戦を行い、忍田幸夫将王に

挑戦する3人を決定する。


今期からニコニコ生放送「スリアロチャンネル」でリーグ戦が

生中継されるようになった。

いい時代になったものだなあ(´▽`)


ルールは、一発・裏ドラ・テンパイ料なし。

順位点は4000-12000。

ひとつひとつのアガリや手役、リーチ棒ががとても重い。


テンパイ料がないのに親はテンパイ連荘というのが少し

変わったルールだが、もしアガリ連荘にすると上位者が

「オリ得」な局面が増え、結果淡泊な勝負になってしまうことが多い。

ところがテンパイ連荘にすると、親は粘り、子がアガって局を進める

という技術が重要になってくるのだ。



3回戦 南3局

東家 小林 剛 38400

南家 山本裕司 34900

西家 三原孝博 21000

北家 明村 諭 25700


この状況で親の私が考えることは、効果的な追加点をあげるか

安全に親を終わらせること。


8巡目にテンパイ。
四萬五萬六萬三筒三筒五筒六筒七筒七筒七筒四索四索四索 ドラ九萬

タンヤオのみ。

この局のテーマであった、そこそこの追加点とは言い難い。

かといってリーチをかけるのは、失敗した場合のリスクが大きい。

トップ目の親リーチとなれば、そこそこの打点のいい待ちと見て、

全員は引いてくれる可能性が高いが、流局した場合にリーチ棒が

残ってのテンパイ連荘となり、あと2局も戦わなければならない。


ということで私の選択はダマテン。

この手は「トップ率をちょっと高めるだけのかわし手」という判断で、

手堅く2000点を取りにいくのだ。リーチで出る待ちではないが、

ダマテンならもうしばらくは出アガリが期待できる。

流局したらノーテン宣言をして、点差は変わらずに残りは1局だ。


ところが、すぐに2着目の山本からリーチがかかった。
發七索六萬八筒六索三萬

八索九筒横五筒

3500点差からのリーチ。リーチのみで点差を詰めにくるケースよりは

手の内にもう1~2ハンあり、逆転手であることのほうが普通だろう。


さて状況が変わった。

ここで私のかわし手をどうするか。

もう少し点差が離れていれば、あるいは3・4着めからのリーチで

あれば迷わずオリるところであるが、この点差からのリーチならば

そうはいかない。

オリていても、ツモられては逆転されるのだ。

かといって2000点程度の手で全部押すのはリスクとリターンが

見合わない。


ということで、私の決断は追っかけリーチ。

この手がかわし手だったのはさっきまでのこと。

こんな出にくい待ちでは他家からの出は期待できないので

かわせるはずもないのである。

ここは真っ向勝負。

3900の直撃や2000オールならかなり大きい。


つまり、相手からのリーチによって、単なるかわし手が

トップを決める勝負手に変化したのである。


手牌は変わってないのに、状況の変化によって

手牌の価値が大きく変わったという珍しいケースだ。
ちなみに山本のリーチの待ち牌だが、宣言牌が五筒で、

こちらの手牌も見て考えると、そのまたぎスジ、つまり
三筒六筒四筒七筒待ちの可能性がかなり高い。

もしそうならば、こっちは三筒四筒七筒待ちなのだから

放銃の危険性もかなり少ないだろうとも思っていた。


そして私のツモアガリ。

四萬五萬六萬三筒三筒五筒六筒七筒七筒七筒四索四索四索 ツモ四筒

この2000オールでトップは決まった。


山本のリーチはこんな形だった。
四萬四萬四萬七萬七萬七萬九萬九萬四筒五筒一索二索三索 ドラ九萬

出て5200、ツモって2000-3900で、やはり私からのリーチ棒など

関係なくアガれば逆転の手牌であった。

そして待ちはやはり三筒六筒

ほぼ読み通りだ。

たまたまめくりあいに勝てただけだが本当に良かった(笑)


一節めの着順は2212で、首位スタート。

今期もまずは決定戦の3位までに入れるかなあ。


第12期ミューリーグ 第一節終了時

小林  剛 +44.1

木村 和幸 +36.9

須藤  浩  +5.3

高見沢治幸  △1.3

三原 孝博  △1.6

山本 裕司 △14.7

明村  諭 △28.8

清水 英二 △40.9


次節は連日開催で

第二節 5/25(日) 13:30~ 柳八重洲店

第三節 5/26(月) 14:00~ ニコニコ生放送

http://live.nicovideo.jp/watch/lv178180981


第二節は放送がないぶん、リアルでの観戦が可能ですので

みなさん来てくださいね。

麻将連合のプロだけで行われる「第12期ミューリーグ」が

いよいよ開幕!

今期からニコニコ生放送「スリアロチャンネル」で放送されます!

プロのリーグ戦が生中継される時代がくるとは、

10年前からは考えられなかったことで、ありがたい限りですね。


初日の放送は4/28(月)14時~

対戦相手は

元BIG1・M1 前年4位 山本裕司

第2・3期将王 ○○動画でおなじみ 三原孝博

24・25期八翔位 明村諭 


5月以降も第4月曜日の14時から、4半荘放送します!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


麻将連合の最高峰タイトル「将王」の座を争う年間リーグ戦。
将王を除いた期首順位上位8名のプロで半荘28回戦を戦う。
μリーグの上位3名が将王決定戦に進出、

現将王を加えて15回戦を戦い、将王が決定する。

・ルール
○一発・裏ドラ・カンドラなし

○テンパイ料なし

○積み場なし

○リーチ後のアンカンなし

・評価
全節を通じての素点+順位点の合計を競う。
順位点はμカップなどと同様、+12・+4・▲4・▲12

【参加選手】

高見沢 治幸

小林 剛

山本 裕司
清水 英二
三原 孝博
明村 諭
須藤 浩
木村 和幸

【解説・実況】
忍田 幸夫 (現将王)
草場 とも子

http://live.nicovideo.jp/watch/lv176544412


スリアロチャンネル会員限定の番組なので

この機会にぜひ入会してください。


一発・裏ドラ・テンパイ料のないマージャン。

馴染みのない人も多いと思いますが、

一度見てください!

一年にわたって行われる第三期天鳳名人戦も

8節28戦が終わり、決勝初日である9節を迎えた。


決勝初日の時点でのポイントは


石橋伸洋 +467.2

福地 誠 +286.7

小林 剛 +256.1

多井隆晴  △20.0


石橋・福地は2回目、私は3回目。

多井は初めての決勝であるがその勝ち上がり方がすごかった。

8節が抜け番だった多井は、厳しい条件がかかった7節に大勝し、

さらに8節の渋川の成績次第だったのだが、わずかに上回ったのだ。


大きく勝たなければいけない状況でホントに勝つというのは、

実はかなり難しいことで、大抵は大暴れして傷を広げて終わるものだ。

それが、前回の第二期名人戦5節に続いての、崖っぷちでの大勝。

今回のメンツの中でも、多くの条件戦をクリアしてきた多井ならでは

だろうか。ポイントは離れているが、直接対決の決勝に残れば

まだチャンスはある。


残りは8戦。4着の順位点が大きいこの名人戦ルール。

石橋の4着が2回以内なら石橋の優勝、

3回ならば福地小林にもチャンスあり

4回以上ならば全員に可能性があるだろう。


この直接対決の9節からは、いよいよ露骨な石橋潰しが始まった。


1回戦南2局。
9節1回戦n2
多井73500、小林23900、石橋11500、福地11100

この点棒状況ならばと、多井は福地に赤を鳴かせ、

さらに差し込んだのである。

2千点とはいえ、残り8半荘この打ち方をしていけば

他3者の優勝確率が上がっていくのは間違いない。


この節は結局多井が大勝。ただ、石橋の点数を減らすことはできず

石橋大量リードで最終10節を迎えることになった。


石橋 +486.3

福地 +230.9

小林 +191.2

多井  +81.6


ついに最後の4半荘。

気づけば多井に迫られていたが、目標は石橋のみ。

離れているように見えるが、小林1123、石橋2244

程度の着順でも、350ポイントくらいで並ぶ計算である。


このポイント状況で、トータルトップの石橋の打ち方は、

ラスだけは避けるように手堅く・・・


ではなかった!!

狙われているからこそ強く前に出るのである。石橋が出てくれば

他3者は見逃しもしにくいし、石橋に対して甘い牌も打てない。

逆に堅く打つほうが相手の思うツボで、好き放題やられてしまうのだ。

2回戦東2局。多井の中切りリーチを受けた石橋。

これをポン!
3-10-2-t2
ここからなんとドラの六萬切り!

さらにこのまま三筒七萬と無スジを並べ、ホンイツのテンパイまで

こぎつけたのである。


彼の持論である

「アガリに向かうときは、リーチがかかっていても

次の攻撃に備えて危険牌から処理する。」

を実行しただけなのだが、このポイント状況で、大勢の観戦者の

前で堂々とできるのはスゴイ。


続いて3回戦東4局。

小林の親リーチを受けた石橋の手牌
3-10-3-t3
一発目だが、それも構わずに危険牌の二萬切り!

こんな手で親リーチに押せるとは、なんという胆力だろうか。




「ロン。」



三萬四萬一筒二筒三筒赤五筒六筒七筒二索三索四索北北 ドラ五萬 裏二筒

しかし今回は大失敗。

小林からはビックリの、出場所最高の12000点。

このままトップラスの並びで終われば、二人並んでの最終戦となる。


その並びを作れるかどうか、最後の関門が南3局。

石橋のリーチを受けてこの手だった。

3-10-3-n3

二筒が4枚切れていて、1枚切れの一筒待ち。

これ以上ない絶好のタンキ待ちである。

しかしこのドラ表示牌の六索はあまりに厳しい。

4枚めというのも考えればカンチャンや両面の大本命の牌であり

ドラよりも危ないかもしれない。

もし六索を止めて一筒を切れば、こちらは役なしに。

ただ、ここで満貫クラスを放銃すると最終戦は消化試合に。。。

大長考の末、私が切ったのは一筒だった。


結果は以下の通り。

六索は石橋に通り、一筒待ちを維持していればすぐにツモっていた。

そして最悪の石橋のツモアガリ。
3-10-3-n31

石橋は2着まで浮上し、かなり石橋有利の最終戦となった。


最終戦開始時

石橋 +423.3

小林 +311.3

福地 +193.2

多井  +62.2

それぞれの差は120ほどで、着順アップのためにはひとつ上の

人とのトップ-ラス、もしくは点差をつけた2着-ラスが必要だ。

優勝の可能性がなくなった多井と福地は、ひとつでも上を

狙ってくるだろう。

トップラス条件をクリアするには、普通は見逃しての直撃などを

考えるかもしれないが、そんなにうまくいくとは限らない。

相手もそれだけを避けるべく知恵を絞ってくるのだ。


東2局、福地の親リーチに対する石橋。
3-10-4-t20
この四萬をチーして、手詰まり風の小林に海底牌を回し

放銃を誘う。


それに対して同巡の小林。
3-10-4t21
多井の切った五萬をポンして、リーチ福地に海底牌を回したのだ。


その意図は、現状3着めの4000オールくらいをツモアガってもらい

石橋を離れたラスめに落とすこと。

普通トップを取るためには半荘内で1~2万点くらいアガるのもの

だが、直撃ばかりを狙ってそれを達成するのはかなり難しい。


ところが、福地と多井がある程度点棒を持っている状況であれば、

私のアガり方に難しい条件がつくことはなく、福地をまくりさえすれば

ほぼ優勝となるのだ。


そんなわけで、優勝を争う二人がかりで親リーチに海底を回す

という珍しい事件が完成したのだ。

結果は流局だったが、石橋もさぞ驚いたことだろう。


その後はチャンス手を潰しあう展開が続き、南3局

石橋最後の親を迎えた。点数状況は

多井 31800

石橋 30700

小林 29300

福地 28200

問題なのは石橋と福地の点差、2500点。

石橋から2600をアガるか、3000-6000をツモって石橋に

親かぶりさせれば、小林優勝の並びとなってオーラスになるのだ。


思えば昨年もそうだった。、一年間やってきて、ラス前に

わずか数千点差になっているとは。

やはり全員がやるべきことをやっていると、優勝はなかなか

決まらないものである。


そして最後の勝負。

福地のアンカン、ドラ3枚の石橋の仕掛け、そして私のリーチ。
3-10-4-n3
私の手はツモか石橋直撃条件だが、待ちの三索タンキは

なんと山に3枚残り!しかも四索は4枚切れで、

石橋の勝負手を考えると、掴めば直撃も十分期待できる。

ツモって裏なしならマンガンだが、それでオーラスは1000点

直撃条件になれば十分だ。


結果は、同巡にテンパイが入った福地が石橋に南で放銃!

これが11600では勝負あり。

私には一度もツモ番が回ってこなかった。


石橋と福地の差が25000となれば、石橋をラスにするためには

役満直撃条件。

事実上、石橋の優勝が決定した瞬間である。


第三期天鳳名人戦 最終成績

1   483.6  13.43  36  9/14/ 8/ 5 2.25 Ⓟ石橋伸洋
2   306.6   8.52  36 11/ 9/ 9/ 7 2.33 Ⓟ小林剛
3   117.1   3.25  36 10/ 9/ 9/ 8 2.42 Ⓢ福地誠
4    82.7   2.30  36  9/ 6/13/ 8 2.56 Ⓟ多井隆晴


5   -64.9  -2.32  28  6/10/ 4/ 8 2.50 Ⓟ渋川難波
6  -361.9 -12.92  28  5/ 6/ 8/ 9 2.75 びりびり☆ビリー

7  -186.9  -9.35  20  5/ 6/ 1/ 8 2.60 独歩
8  -376.3 -18.81  20  5/ 0/ 8/ 7 2.85 ASAPIN


結果はこの通り。最初に大きなマイナスを背負ってしまった

ビリー、独歩、ASAPINの3人は本来の実力を出し切れなかったが、

一年間厳しい対局をやらせてもらい、個人的には楽しくもあり

勉強もさせてもらった。

また、自戦解説番組を持たせてもらったというのも、麻雀プロとして

ありがたい限り。来期もできれば毎節続けていきたい。
http://www.threearrows-ch.com/work/kobago-kentou/

一期は順位点が違うので、あくまで参考記録だが

一~三期の通算記録を調べてみた。

小林 +1130.6 108 32/29/31/16 2.29

石橋 +1030.6 100 29/29/24/18 2.31

ほぼ同点といえるだろうか。


石橋と初めて会ったのは、10年前にネット麻雀のオフ会にて。

その時幹事をやっていた人の良さそうな青年と、こんな大舞台で

競うことになるなんて、不思議な縁だなあ。



第四期天鳳名人戦の開催も決定した。

鳳凰卓予選もまもなく始まる。

http://blog.tenhou.net/


また出場させてもらえることになったので、みなさん見てくださいね!

ブログ更新が少なくてすいません!


いよいよ本日20時~

第三期天鳳名人戦決勝最終節が行われます!


1年間、全36半荘の戦いもついに決着です!


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長きに渡って繰り広げられた激闘が今宵完全決着!
熱き対局をニコ生完全生中継!

第三期天鳳名人位の栄冠は誰の手に!?

放送ページ

http://live.nicovideo.jp/gate/lv170913161


【対局者】
石橋伸洋×福地誠×小林剛×多井隆晴

【実況・解説】
小林未沙
渋川難波(日本プロ麻雀協会)
ASAPIN(初代天鳳位)

PV
http://www.nicovideo.jp/watch/1370492756


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ここまでのトータルは

石橋伸洋 +486.3

福地 誠 +230.9

小林 剛 +191.2 

多井隆晴 +81.6


優勝確率は10%くらいですが、三連覇に向けてなんとかしますよ!!


最後はみんな一つでも上の順位を目指す戦いになるかもしれないけど

みんな見てくださいね。