久々更新ですいません
昨期初めてミューリーグで降級し、現状のシステムになって初めてプロランキング戦で打つことになった。麻将連合ができて21年。選手としてのランキングが初めて10位以下になってしまったのである。
ここはなんとしても1年で抜けるつもりだ。
今期の出場は12人。上位4人が昇級。
ルールは一発裏ドラテンパイ料なし。
順位点は4000-12000。
リーチ後のアンカンと積み場なし。
このアガリ点だけに意味があるルールでは安いテンパイの価値が低く、高いアガリか安全な流局を目指すことが多い。また、一発裏ドラテンパイ料がないためリーチの価値が低く、デメリットは大きい。
つまり、リーチに頼らずに手役を作り、また押し引きも考えなければならない。
ただ、遅くて高い手ばかりを狙っていても一度も成就しないことが多いので、その場合は細かいアガリを重ねた人の下になってしまうケースもよくある。
このルールで有効な手はこんなのだ。
チーチー
ツモドラ
ジュンチャン三色ドラ1。親でこれをツモって3900オール。
9から仕掛けることが不安な人もいるだろうが、6をツモって困るのはメンゼンで進めた場合でも同じこと。愚形リーチドラ1になってもそれほど価値はないのだ。それならば6萬や6索をツモってしまう前にチーをしたほうがいい。
もちろん、狙っているジュンチャンや三色がバレないように、1フーロめをした後の切り出しや空切りなどはかなり気を遣った。
これが決まった2回戦は私の大トップ。
しかし甘い失点もありトータルでは少しマイナスになってしまった。
久々に復帰した木村和幸と同卓。
やはり打牌のスピード、的確な押し引きなどはさすがだったな。
プロランキング戦 第1節終了時
三上 龍玲 +41.2
須藤 浩 +28.0
木村 和幸 +20.1
清水 英二 +4.0
むく 大樹 △4.5
小林 剛 △14.2
城島 清貴 △46.5
黒澤耕一郎 △48.1
抜け番
草場とも子 山本裕司 柏原純 三原孝博
さて、最近私の周辺で「競技マージャンは打点が大事だ。」
なんて意見をよく聞き、実際に手役を狙う打ち方がかなり流行しているようである。
だが、こっちは20年以上前からこの手役重視のルールで戦ってきて、その上でスピードとのバランスを考えて選択しているのだ。
もちろん一発裏ドラありと一緒には論じられないのだが、
「小林はスピードだけ考えてる」
「小林ならポン」
「小林のくせに手を狭くして手役を狙ってる」
なんて言われ方をしているのはなんとも不思議だなあ。
みんな打点狙いすぎじゃないの