お粗末すぎる千葉県の対応~第4回放射性廃棄物等撤去請求事件を傍聴して | 小林ヒロユキの小さなことからコツコツと

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8月に続き、その日は10月10日。
今年4回目の手賀沼汚染灰裁判。

この日はなんとも後味の悪い傍聴でした。
対岸の火事では済まされない。

被告である千葉県の対応は?
松戸、柏、流山、3市の去就は??
原告側の住民女性の意見陳述では
子供たちの未来を危惧するあまり、陳述中に涙ぐむ場面も。

原告側がある指摘をすると、
被告、千葉県側が凍りつくのが感じ取れました。
不用意だったのか千葉県側の歯切れの悪さに場内は唖然。
傍聴席からのブーイングは誰の耳にも明白でした。

その週末、大型台風が接近、影響を懸念しているニュースが相次いで流れていた。
その渦中でありながら、暴風による汚染灰の離散、天災リスクは明白な週末を迎えるのに警備にあたる配置人数も増やさず、万一の際の連絡先も住民に周知していなかったこと。

あまりにも危機意識の薄い千葉県側の温度差は変わらず。
被告側のお粗末な対応に残念な結果となりましたが、
その後の集会では、今回の事態に住民同士が意見交換。
危機意識の薄い千葉県側の失態のおかげで原告側の結束力は高まってきたように感じました。

住民の立場にたって寄り添うこと。
やっつけ仕事で裁判に臨んでいるようでは、住民との溝はいつまでたっても埋まらない。