復興予算の流用問題について
こんにちは。
小林鷹之です。
今週は山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞の受賞の話でもちきりでしたね。挫折を繰り返しながらも、未知なる領域を切り拓いてきた山中教授の姿勢に、私を含め多くの方々が勇気づけられたと思います。再生医療や創薬の分野での更なる発展を期待いたします。
【復興とは無関係の事業】
さて、先般のNHKスペシャルの放送をきっかけに浮上した、復興予算の流用問題。5年間で約19兆円(昨年度1次補正予算4.0兆円、2次補正予算1.9兆円、3次補正予算9.2兆円、本年度予算3.8兆円)の予算は、被災地のがれき処理や原発事故に伴う除染費用等、まさに復興を支援する目的で組まれました。しかし、その中には青少年の国際交流事業費、被災地外の刑務所における職業訓練費、シー・シェパード(反捕鯨団体)対策費、国立競技場補修費等が含まれていること、特に3次補正予算には488事業のうち205事業が被災地に特化しない事業が含まれていることが判明しました。
【財源は復興増税】
今回の復興予算の財源の半分以上は、いわゆる「復興増税」によって賄われています(所得税7.5兆円+法人税2.4兆円+住民税0.6兆円=10.5兆円)。より分かり易く消費税に単純換算すると、消費税率を1年間だけ約4%上げる計算になります。景気が低迷する中で、それだけの負担を分かち合うこととしたのは、まさに仲間を支えなければならない、そんな私たち日本人の思いが込められた「絆」の予算・増税であると考えたからです。
【役所の縦割り構造に問題】
確かに、一日も早い復旧・復興を目指し、時間的制約がある中で、予算査定が多少緩くなることはあり得るし、復興基本方針にある「日本経済の再生なくして被災地の復興はない」との文言に上記事業を読み込めなくもない。しかし、今回の「拡大解釈」はあまりにもひどい。
査定が最も厳しいとされる一般会計予算に盛り込めなかった事業の「便乗要求」に他なりません。主な原因は、いわゆる役所の縦割り構造にあります。どさくさに紛れて予算の分捕り合戦が行われ、省益が国益に優先する「省あって国なし」と称される典型的な事例です。
【政治家によるチェックが不十分】
政治家には、こうした役所の動きを見抜く知見が求められますが、残念ながら国会によるチェックが十分に機能していないことが露呈されました。NHKスペシャルがなかったらどうなっていたのでしょうか。
政権交代後に脚光を浴びた「事業仕分け」。自民党時代に決められた事業をバサバサと切る姿は勇ましかったですが、民主党政権が組んだ予算については全く切れていません。鳴り物入りの行政刷新会議も今のところ存在感はありません。名ばかりの公務員改革を口先で唱えるだけでは意味がないのです。まずは、国会議員自らが必要なチェックを行えるだけの能力を備えることが必要です。
【国家財政に携わった経験を活かして】
本来、政府予算案をチェックする一丁目一番地の予算委員会は、いまや政治家のスキャンダルを追及する場と化しています。この点は自民党も大いに反省すべき点があると思います。また、予算の執行状況をチェックする決算関連の委員会はステータスが低く、注目されません。シャンシャンで終わってしまうこともあります。立法府が予算を事前と事後に厳格にチェックする姿勢を毅然と示すことを通じ、各省庁が無駄な事業について予算要求する姿勢を牽制する必要があります。
そのためにも、政治家には、役所の論理を見破る眼力と、既得権益の確保に走るいわゆる族議員の圧力に負けず正論を吐く気概が求められています。私自身も、財務省にて国家財政の企画・立案に携わってきた経験と知識をフルに活用して、国益に適う予算づくりに尽力するよう精進してまいります。
不信任決議案等をめぐる今の政局について
こんにちは。
小林鷹之です。
サッカー男子日本代表。
大津選手の豪快なシュートは身震いしましたね。
銅メダル獲得に向けて、ベストのパフォーマンスを発揮して頂くことを願っています。
さて、ここ数日間、不信任決議案や問責決議案をめぐり、永田町が騒がしくなっているようです。
私が所属する自民党も、3党合意を破棄する可能性に言及し、主戦論が強くなっておりますが、私自身はこの対応について全く共感できません。
今、国政に求められているのは「信頼」です。
既に民主党が党として破綻していることが明らかな中で、野党第1党の自民党に課された責任は、機能不全になった与党に代わり、政治への信頼を取り戻すために汗をかくことです。
それはつまり、是々非々で個々の政策を積み上げていくことを通じ、政権を担うに足る政党であるとの信頼を地道に勝ち得ていくことを意味します。
「やっぱり、自民党じゃなきゃダメだ」
そうした声が自然に出てくるようになるように。
従来の野党と同じように、相手の足を引っ張っていてもこの国の政治に進歩はありません。誰かが必ず取り組まざるを得ない消費税の話を廃案に追い込むことや、問責決議の可決により審議拒否という手段を選ぶことによって、国益を損なうことはあっても、向上させることはありません。
繰り返しになりますが、民主党から政権を奪取するための正当な手段は政策です。政策無き政局には正当性はありません。
政権運営能力がない民主党政権が長引くほど、この国が衰退への道を歩んでいくことは事実だと思います。政策能力に長けた谷垣総裁を中心に、自民党が一枚岩となって一刻も早く政権を奪還しなければならない。そんな焦る気持ちは私の中にもあります。
しかし、だからこそ、そんな政党相手に、手練手管で駆け引きなどしてもらいたくはありません。それでは、聞こえの良いスローガンや政策だけを掲げ、迎合的な姿勢をとる他の政党と変わりがないじゃないですか。
「政治屋は次の選挙のことを考える。政治家は次の世代のことを考える。」
米国のある政治家が喝破しました。
自民党が政策で堂々と政策で勝負していく、政治家の集団として生まれ変わっていく一助になれるよう、私自身は地道に政策を訴え続けてまいります。
泣いても笑っても任期満了まであと1年。
相手は、他の政党でありません。
自民党自身がこの1年間で生まれ変われるかどうかが一番重要だと考えています。
税理士による小林鷹之後援会が設立されました!
みなさん、こんばんは。
小林鷹之です。
連日のメダルラッシュ、すごいですね。
自分より若い世代が、世界で堂々と勝負している姿を見て元気をもらっています。
今日は、税理士会の先生方が、お忙しい中、私のためにご参集し、後援会を立ち上げてくださいました。
私と同年代の森英樹後援会長をはじめ、志を共有する多くの先生方に支えていただけることになりました。
設立準備会、あるいは、これまで私を講師として何度も開催してくださった勉強会を経ての設立に、本当に感謝の一言です。
私自身は、過去に札幌国税局の調査官として税務行政の一端に携わらせていただきました。
税は「徴収するもの」ではなく「納めるもの」。
納税者の視点に立って、より良い税制の構築に向けて汗をかいてまいります。
来賓の先生方のお一人から、
「与党であっても野党であっても、主張が変わらない政治家であって欲しい」
と仰っていただきました。
ぶれない政治姿勢を貫いてまいります。