おみこしといえは
「ワッショイ!ワッショイ!」と威勢よく担ぐイメージがあります。
大井神社のおみこしは車輪付きの台車に乗せて静かにゆっくりと元宮(旧社地)までお連れします。
おみこしの四方には鳳凰が羽ばたいています。
これを担ぐ興丁は五色の雲の模様のついた鳥甲をかむります。(鳳凰をあらわす)
つまりあの光景は、神様が鳳凰にかしづかれて大空をお渡りになる姿を表す神事になります。
これが俗に「神輿のお渡り」と言います。
「お通り」ではなく「お渡り」というのは空を渡っているからなんですね。
「鹿島踊り」も「大名行列」も「屋台踊り」も他には類を見ない唯一無二の素晴らしい催しものですが
何といっても「神輿のお渡り」が大井神社大祭のハードの核心ではないでしょうか?
なぜなら大井神社大祭は神様の里帰りのお祭りだから。
