柏竜 | 志度・路・戻ろ

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昨日、志度寺の奥の院「地蔵寺」について紹介しました。今日は、地蔵寺にある霊木・柏竜についてお話します。


地蔵寺に行けばすぐに分かるのですが、地蔵寺の境内には巨木があります。とても大きいんですよ。


柏竜


私が志度に住み始めたとき、「でかい木だなぁ」と思う程度で普通の木だと思っていました。だけど、地蔵寺を訪れたときに、目についた看板を読むと、この大木が普通の木じゃないことが分かりました。


看板に書いている説明は次の通り。
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霊木「柏竜」の巨株


境内山門の東西に、まわり5.3メートル、高さ20メートル、天を覆うような柏の老木があった。東側は健在であるが、西側は切り倒されて姿がない。


その昔、薗子尼が志度寺十一面観音像を刻んだとき、その残材から芽生えたという霊木で、樹齢は千年以上。「夫婦柏」「柏竜」「昇竜の柏」とも呼ばれていた。


西側の柏は、天保年間落雷で傷つき、昭和9年の室戸台風でまたまた大枝をもぎ取られた。町のシンボルとして親しまれてきたが、老齢には堪えられず、倒伏の危険がでたので、昭和58年1月29日、惜しまれながら伐採さられた。
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樹齢が千年を超えているんだそうです。Σ(゚Д゚;エーッ!


山の中だと普通なんでしょうが、こんな町中で、それも周りに民家が密集しているところによく長い年月無事に育っているもんだと感心しました。柏って強いんですかね?それとも、周りの住民の愛情がここまで大きくさせたのでしょうか。どちらにせよ、これからも大切に守っていかなければなりません。


写真の道をまっすぐ進むと志度寺です。