昨日21日は夏至でしたね。
夏間近を感じる季節を迎えていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今週は、女子レスリング栄至学館大監督解任に始まり大阪震度6弱地震、カジノ法案衆院通過、W杯日本チーム大金星、加計理事長謝罪会見と中身の濃~い一週間が続いています。

そこで、今回のテーマは栄監督解任を取上げたいと思います。題して「コバの続『谷岡至学館大学長の野望』」です。


前回以降の経緯

レスリング協会の伊調選手等へのパワハラ事件概要と第三者委員会の調査結果発表(4月6日)までの経緯は、「# 2-19」を参照下さい。

・4月27日:
内閣府が「パワハラがあったことを追加認定する」と調査結果を発表する。そして日本レスリング協会に対して改善策の報告を求める。
栄氏は、協会の強化本部長を辞任する。

・5月末:
レスリング協会が、内閣府に改善策を提出する。

・6月14日:
全日本選抜選手権の開催開場て、栄監督の謝罪兼現場復帰会見が行われる。

・6月16日:
谷岡至学館大学長の栄監督の解任が突然に発表される。

・6月19日:
内閣府公益認定委員会は、改善策を「改善のための取り組みを進める方向が示されている」と一定の評価を示す。


解任理由の真偽

学長解任説明

二人はここまで「同舟共济」でこの難局を乗り越えようとしていたのに、谷岡学長の突然の心変りが発せられた。
以下がその理由説明である。

・「反省の態度が見えなかった。全くの期待外れで全く分かっていない。」
・「再生の道を歩みだすことを願ったが見事に裏切ってくれた。」
・「東京五輪へ向けての新たな道、その仲間の中に入ってこれない人が一人いた。本当に残念なことだが、私ども至学館大学は、栄監督を解任することを決断した。」

その裏側にあるもの

学長は、マスコミに対して14日の栄監督会見に関して「このタイミングじゃダメなんですか」や「選手ファースト」と反論したように、栄監督の人間性を全て理解してここまで擁護していたはずなのに、何故ここで見放す決断をしたのだろうか?

栄氏の現場復帰会見とその後反省のない態度/行動が、マスコミの総スカンを食ってしまったためではないでしょうか。
このまま放置しておくと自身の監督責任に及ぶのを避ける為の保身を図るものではないかと考えられる。


なる展開は?

後任監督は?

自分の大学を守るためには、至学館大学は女子レスリング界において最強であらねばならない。そのためには学生を呼べる実績のある人物が求められる。それは吉田沙保里さんが最適である。そして、学長もそれを画策していると感じられる。
しかし、ここで2つ大きな問題がある。ひとつは、吉田さんはまだ選手として東京五輪を諦めてはいないことである。もうひとつは、今回の事件に対して、何ら公式に自分の意見を述べていません。彼女を加害者側にいる人と、見ている人もいますので正式にコメントを出す必要があると思います。
どのような結論が出るかは、もう少し時間がかかりそうです。

ちなみに、全日本選抜選手権における至学館大学/高校選手の成績を調べて見ました。
全10階級中、優勝4名、準優勝3名、第3位6名と素晴らしいものでした。OGを含めれば、更に数は増えるはずです。


まとめ

谷岡学長は、現在日本レスリング協会副会長職にありこの職を放したいとは思っていない。しかしこれは協会の判断事項であるので、内閣府次第ではあるが、辞任は有り得ると考えられる。
しかし、至学館大学の再建には並々ならぬ決意いや執念を感じるので学長を辞任することは決して有り得ない。

後任監督問題は、最終的には吉田さんが決める事になると思いますが、個人的には伊調さんも吉田さんも選手として東京五輪に挑戦して欲しいですね。

どうであれ、谷岡学長の野望東京五輪にて至学館大学生とOGによるメダル量産を狙う)はまだまだ続きそうです。


W杯予想お詫び

前回の予想が、早くも外れたことをお詫びいたします。
しかし、うれしい方に外れたことはさいわいでした。
日本中を熱狂させ、一転グループリーグ突破へ国民の期待はより大きくなりました。
次のセネガル戦が、運命の分かれる大一番になりますね。

頑張れサムライ・ブルー‼️⚽️




日曜日の深夜に、そのセネガル戦が待ち構えています。
こうなると応援をしない手はないですね。
寝不足に気を付けて、また来週元気にお会いしましょう。

コバ # 2 - 29