前日に急遽決定された(一人だけ有給休暇を取得していなかったため)有給休暇で、天気予報は悪かったのですが草津温泉・伊香保温泉を軸に温泉宿をピックアップして準備をすすめていたのですがもう少し山奥の温泉でゆったりと過ごしたいということで四万温泉へ一泊旅行を決めました。
四万の病が治ることから四万温泉と名付けられたという説もあり、古くからの湯治場として草津の「仕上げ湯」として知られています。上毛かるたでは、「世のちり洗う四万温泉」と詠われており四万川の清流の心地よい音とこじんまりした温泉街にお洒落なカフェやレストランもあり女性には人気の温泉です。
2021年10月22日上野駅から特急草津号長野原草津口行きに乗車して、群馬県中之条町に中之条駅を目指します。家を出た時は曇っていたが、上野駅に着く頃には雨が降り出した。上野駅から特急に乗車して旅に出るのは久しぶりで、崎陽軒のシウマイ弁当がなかったので横濱チャーハン弁当とビールも飲みました。夜勤明けだったので一気に睡魔が襲ってきて爆睡でした。目が覚めたのが群馬県高崎駅を発車した頃で、中之条駅までは30分という時間でした。天気は雨が降り出しそうではあったが、雨に降られることもなく中之条駅に到着。
特急草津号・長野原草津口行きで中之条駅へ
中之条駅
平日の金曜日でしたが、十数人が中之条駅で下車し中之条駅からはバスで40分ほど乗車して四万温泉へと向かいます。四万温泉街は狭い道をバスは進み、終着の四万温泉に到着しました。宿泊する四万グランドホテルはバス停から徒歩1分と立地も良く、到着後はすぐにチェックインを済ませました。部屋は和室で、景色も良くすぐ上の階にはハローキティをテーマにしたメルヘンの湯がありハローキティをテーマにした温泉は女性のみが利用できます。また、ハローキティのカフェがホテル内にあります。ホテルに到着後はすぐに温泉へと浸かり旅の疲れを癒しました。まだ明るいうちから露天風呂でくつろげるのは贅沢です。また、系列旅館の温泉にも入れる湯巡りパスポートで温泉三昧です。露天風呂を満喫したあとは、四万温泉街を散策することにしました。
バスで四万温泉へ
和室の角部屋でまったり
四万温泉といえば積善館と言われるくらい有名な旅館で、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったとされています。宿泊は超人気で予約が全然取れないので記念撮影する人で賑わっていました。実際に宮崎駿監督が宿泊されたという話もあります。積善館本館は現存する日本最古の湯宿建築で群馬県の重要文化財になっています。四万川のコバルトブルーの川のせせらぎを聞きながら温泉街を歩いていると癒されます。お洒落なカフェもあって多くの女性が足湯に浸かりながらカフェを楽しんでいました。
「千と千尋の神隠し」のモデルにもなった人気の積善館
四万温泉街を散策
夕食までは少し時間もあったので、部屋でビールを飲みながらテレビを見て過ごし夕食会場へ向かいました。名物の出汁しゃぶをメインにした会席料理と目の前で揚げてくれる季節の天ぷらは食べ放題です。群馬県産の食材を使っていてボリュームもあってお腹いっぱいになりました。
名物豚しゃぶとお手軽会席
夕食のあとは、温泉三昧を満喫していきます。室町時代に創業した、四万たむらの温泉はどれも素敵で滝と川のせせらぎを聞きながら入れる温泉は気に入って1時間近く浸かってました。温度の違う温泉も熱めの湯とぬるめの湯を行ったり来たりなど温泉を楽しみ過ぎて気がついたら夜10時になってました。
積善館は夜はライトアップされます
四万たむらの温泉を満喫
温泉をいろいろ楽しみ過ぎて、部屋に戻ると布団の準備がされていたのですぐに眠れました。翌朝は目覚めてすぐに、朝から露天風呂に浸かりました。朝食は、バイキング形式でした。朝は晴れ間も見えたのですがすぐに雲が出てきて雨が降り出しました。ホテルをチェックアウトして、温泉まんじゅうを購入し食べながら歩いて40分ほどの距離にある四万川ダムと奥四万湖へと向かいました。延々と急な坂道を登るのでかなり疲れましたが、ダムから見えた奥四万湖のブルーの水面と風景は疲れを忘れさせてくれます。これが天気が良かったら最高の景色ですね。
朝食はバイキング形式
温泉といえば温泉まんじゅう
四万川ダム
ブルーの湖面の奥四万湖
四万川ダムからは、雨が強くなったのでバスで四万温泉へと戻りバスを乗り換えて中之条駅へと向かいました。中之条駅へ向かう途中にどんどん天気が回復し青空が見えてきました。帰りの電車の時間がなかったら奥四万湖にもう少し滞在できたのにと心残りではあったのですが、東京へと帰路につきました。天気には恵まれませんでしたが温泉と美しい自然を満喫できる四万温泉を堪能できました。今度来る時は二泊してもっと温泉を楽しみたいです。
四万温泉で疲れを癒すことができました