酒匠(資格) | 酒屋修行の日々

酒屋修行の日々

2016年夏に11年半 勤めた会社を退職し、実家の酒屋を継ぐことにしました。
見たり聞いたりやってみたりと、修行をしたいと思っていますので、その内容を記録したいと思いますヾ(^ー^)♪
→(追記)働き始めましたが、ブログは続けていますm(_ _)m

テイスティング力向上の一環として、酒匠(さかしょう)の講習と試験に行ってきました(*^ー^)ノ

 

酒匠は日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)という組織の呼称資格で、「日本酒・焼酎のテイスティング専門家」という位置付けなのだそうです(^~^)

 

とにかく大量にテイスティングをしていきます(〃∇〃)

おそらく100数十種類はテイスティングしたと思いますキラキラ

 

講習で勉強になった点を少しだけご紹介させて頂きます(-^□^-)

 

①味の要素を分解して覚える

一般的にお酒には甘辛酸苦渋+旨み(+塩味)、がありますが、その一つずつの味わいを勉強します

水だけでも硬度違いで数種類、甘味も数種類、クエン酸、アミノ酸、等々、味のパーツごとに覚えます(*゚ー゚*)

個々の味わいを覚えることで、お酒として重なったとき、どの味に特徴があるのか、といったことがわかるようになります。

講義では、この味が、この名前なんだと、自分の認識のずれを正していくようで、とても楽しかったです(〃∇〃)

 

 

②香りの表現を覚える

花、果実、草、木の実、穀物、石、キノコ、等の香りを嗅ぎ、それを表現する言葉を覚えますヽ(*'0'*)ツ

 

例えば同じ香りの表現でも、酒匠は、

「穏やかで青リンゴのような酵母由来の吟醸香、その香りの奥には、ごくわずかだが麹由来の餅菓子を思わせる甘い香りがある」

というような表現になると思います(´_`。)

 

お店で使う表現だと、

「青リンゴみたいな甘い香りが、ほんのりとします」くらいの表現になると思います(*^▽^*)

 

表現はケースバイケースでいいのですが、まずは自分がその香りを嗅ぎ分けられなければ話にならないので、とても楽しい体験でした音譜

テイスティング力向上のため禁煙して苦節1年、嗅覚が良くなったおかげで、なんとか嗅ぎ分けができるようになったと思います(。´・∀・)ノ

でも、「石」の香りだけは、何度嗅いでもわかりませんでした(T▽T;)

 

 

③日本酒のテイスティング

原料、製法等の違いで飲み比べをしますヽ(*'0'*)ツ

・生、火入れ

・酒母の製法違い

・酵母違い

・精米歩合違い

・原料米違い

・アルコール添加度合い

・劣化、非劣化

など

蔵元にお邪魔し、お酒の事を教えて頂いたり、試飲をさせて頂いているおかげで、大体わかりました(^_^)v

ただ原料米違いはとても難しいですσ(^_^;)

 

 

④焼酎のテイスティング

同じく原料、製法等の違いで飲み比べをします(^O^)/

・主原料違い(芋、麦、米、黒糖、等)

・芋の種類違い

・麹の原料違い

・麹菌違い

・常圧、減圧違い

・熟成期間違い

・劣化、非劣化

など

わかりやすいお酒が選ばれていて、日本酒よりははっきり覚えることができました(^ε^)♪

 

 

他にもいろいろな講習があって、とても楽しかったです(^∇^)

ギリギリですが、試験も無事合格できましたキラキラ

 

お酒の種類が多い分費用はちょっと高いですが、、

有意義なトレーニングができましたヽ(*´∀`)ノ

 

 

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