【長野県】 白州:サントリー白州蒸留所 | 酒屋修行の日々

酒屋修行の日々

2016年夏に11年半 勤めた会社を退職し、実家の酒屋を継ぐことにしました。
見たり聞いたりやってみたりと、修行をしたいと思っていますので、その内容を記録したいと思いますヾ(^ー^)♪
→(追記)働き始めましたが、ブログは続けていますm(_ _)m

長野県北杜市白州にある、サントリー白州蒸留所に見学行ってきました(*^ー^)ノ

 

この蒸留所は、1973年(約40年前)に、山崎蒸留所に続く、サントリー第二の蒸留所として開設されました。

 

同じ敷地内に「南アルプスの天然水」の工場もあり、水の豊かな土地です

 

まずは製造工程の勉強φ(.. )

 

ピート

 

ピートは麦芽の乾燥に使う泥炭です。

薫製の要領で、麦芽にスモーキーフレーバーを付与します(^~^)

 

糖化タンク

 

発酵タンクは木樽でした\(゜□゜)/

蒸留所に棲みつく乳酸菌の力も借り、風味を出すのだそうです。

蒸留酒(ウイスキー)にも生酛造りの考えがあるんですね!

※ウイスキーの発酵期間は3日です

 

発酵タンクは小さく見えますが、写真は2階なので、床までは6mあります。

 

大きさや形状が異なるポットスチル(左が初溜、右が再溜)

 

簡単ですが、ポットスチルの形の違いの例です(^~^)

 ・ストレートな形

  → 色々な成分が混じり、ヘビーなウイスキー

 ・くびれのあるランタン型

  → 重い成分が下に残るので、ライトなウイスキー

 

上部のスワンネックの形でも、

 ・角度が下向き

  → 重い成分も蒸留され、ヘビーなウイスキー

 ・角度が上向き

   → 重い成分が蒸留されず、ライトなウイスキー

という違いがあるそうですヽ(゚◇゚ )ノ

 

海外は、蒸留所間でウイスキーを売り買いしブレンドできるそうですが、日本は蒸留所が少なく売り買いができないので、1カ所で色々なタイプを蒸留するためだそうですφ(.. )

 

 

樽の原料になるオーク(楢)

 

貯蔵庫

小さい樽のほうが熟成が早く進みます。

熟成にもピークがあり、見極めが重要なんだそうです。

 

天使の分け前(Angels' share)

左が4年、右が12年経過した樽の中身で、12年は1/4ほど減っています。

「天使に分け前を与えるから、美味しいウイスキーが手に入る」ということで、減った分のことを「天使の分け前」と呼ぶのだそうですヽ(*'0'*)ツ

 

 

試飲は4種類ヽ(*´∀`)ノ

①、②はブレンド前の原酒 ③がブレンド後の白州で、④が白州ハイボールです

 

ウイスキーに含まれる香り

 

①ホワイトオーク樽原酒の香りの表現

 

②ライトリーピーテッド原酒の香りの表現

 

①、②以外の原酒もブレンドし、③白州ウイスキーが完成します。

原酒はそれぞれ特徴がありますが、線が細くシンプルでした。

「ブレンドによって複雑な香り、味わいを造っている」のだと勉強になりました。

 

 

④美味しい白州ハイボールの作り方

 

完成です!

現地だからなのか、美味しい作り方をしたからなのか、今までで一番美味しい白州ハイボールでした(*゚ー゚*)

 

 

見学の後は、ウイスキー博物館を見学できます

 

プレミアムモルツに続いてのサントリーの工場見学ですが、毎回満足度が高く、力を入れていることが伝わりましたヽ(*'0'*)ツ

 

 

おまけ1

蒸留所から駅までは約5km、徒歩1時間の距離でしたので、歩いて帰ろうと思ったのですが、まさかの山道そして、日没間近、街灯は無し。。

泣きそうになっていたところ、一緒に見学をまわった外国人のカップルに、タクシーから呼び止められ救助して頂きました(^▽^;)

ただタクシー内では「さんきゅー」以外の言葉を発せられず、、、英語を勉強しようと思いました(ノ_-。)

 

 

おまけ2

夜は山梨の「ほうとう」を頂きましたo(^▽^)o

 

 

秋にブログを始め約4か月、お読み頂きありがとうございましたm(_ _ )m

ブログはまだ11月のことを書いていますが、、、

来年もどうぞよろしくお願いします(*^ー^)ノ

 

 

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