ひやおろしの提供(研修) | 酒屋修行の日々

酒屋修行の日々

2016年夏に11年半 勤めた会社を退職し、実家の酒屋を継ぐことにしました。
見たり聞いたりやってみたりと、修行をしたいと思っていますので、その内容を記録したいと思いますヾ(^ー^)♪
→(追記)働き始めましたが、ブログは続けていますm(_ _)m

「ひやおろし」の提供についての研修を受けてきました(^O^)/

 

ひやおろしに関する講義を受け、14銘柄のティスティングをさせて頂きましたキラキラ

 

 

いきなりですが、「ひやおろし」って、何かわかりますか?

日本酒が流行ってきているので、ご存知の方も多いかも知れませんが、日本酒の秋の季節商品の名前です。

街の方に聞くと、「冷やしおろしうどん・そば」のことだと思われるそうです(^_^;)

 

一般的に、

・2回目の火入れをせずに、冷たいまま卸す(生詰め)から「ひやおろし」

・冬に仕込んだ酒を、春夏熟成させ、外気とタンクの温度が同じになる秋に出荷する酒

と言われています(σ・∀・)σ

 

「秋に米を収穫→冬に酒を仕込み、タンクで春夏は熟成→秋にビン詰めし出荷」、という1年での出荷サイクルで考えた場合、最も長い期間熟成させた酒、ということになります。

 

ただ、具体的にどこかで定義されているわけではないので、必ずそうとは限らないそうです(´ε`;)ウーン…

例えば、「3年熟成のひやおろし」、「2回火入れのひやおろし」、「8月のお盆に出荷するひやおろし」、もあるそうですアセアセ

 

 

先月、居酒屋さんでお仕事をさせて頂いたとき、一般的な「ひやおろし」の説明をしました。

店長さんから「じゃあ全部生詰めのお酒なんですね?」と質問され、恥ずかしながら回答できませんでした。

>とらたま店長様 遅くなりました。生詰めでないものもありますm(_ _ )m

 

まとめ(思ったこと)

「ひやおろし」は、秋の季節商品で、花見酒、雪見酒のように、秋の食材と合わせ楽しんで頂きたいお酒です。 と、今後は説明したいと思います(*^▽^*)

 

 

ティスティングの結果として、今年のひやおろしは、「酸が強く、アルコール度数が高め、熟成感は薄い(旨みがしっかりあるタイプというより、ふんわりと旨みがあるタイプ)」がトレンドのようでした。

注)あくまで相対的にという意味ですので、特定の銘柄のことではありません。

 

蔵元も、定番酒で新しい造りに挑戦するよりは、季節商品で今の時代に合わせた酒造りに挑戦するのかな~とも思いました(^∇^)

 

 

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