日本酒きき酒師 | 酒屋修行の日々

酒屋修行の日々

2016年夏に11年半 勤めた会社を退職し、実家の酒屋を継ぐことにしました。
見たり聞いたりやってみたりと、修行をしたいと思っていますので、その内容を記録したいと思いますヾ(^ー^)♪
→(追記)働き始めましたが、ブログは続けていますm(_ _)m

少し前ですが、日本酒きき酒師(SSI)の試験を受けました(*^ー^)ノ

 

試験の内容や、資格の意味、といった点は置いておいて、講義で面白かった点を書き残しておきたいと思います(^~^)

 

 

1) 日本酒の要素分解

講義の中で、机の上に5つの無色の液体がおかれ、順番に飲んで行きました。

飲んだ感想と正解は、

・1、ただの水 → ただの水

・2、甘い水 → 糖分を溶かした水

・3、レモン水 → クエン酸を溶かした水

・4、昆布のだし汁 → アミノ酸を溶かした水

・5、消毒用のアルコール → 醸造アルコールを14度まで薄めた水

飲み物として普通に飲めるのは、1の水だけでしたアセアセ

特に5のアルコールなんて、まずくて飲めません(  ゚ ▽ ゚ ;)

でも1~5を混ぜると日本酒になります。

(極端に言い切ってしまうと、2:甘み、3:酸み、4:旨み、5:辛み)

 

不思議な体験でしたヽ(*'0'*)ツ

 

 

2)日本酒の劣化について

講義の中では、2種類の劣化したお酒のティスティングをさせてもらいました。

①老香(ひねか)が出た酒

主に高温で長期間放置した場合に発生する劣化臭です。

味、香りの文字での説明は難しいのですが、うわっ、と言いたくなるのが特徴です(^▽^;)

②日光臭(にっこうしゅう)が出た酒

主に太陽光で焼けてしまった酒で発生する劣化臭です。

蛍光灯でも同様に劣化するそうです。

味、香りは焦げたゴム、という感じです。

夏場なら1日直射日光に当てると、この劣化酒を作れるそうです!

反対に言うと、流通工程でその状況になったら、、その酒はアウトです(((゜д゜;)))

 

わざわざ劣化させて飲むことがないので、貴重な経験ができましたヽ(゚◇゚ )ノ

 

 

ティスティングの試験は少し不安でしたが、試験は何とか合格できました(*^▽^*)

資格を取ったからどうということではなく、体系的に勉強するきっかけとして、受験して良かったと思いました!

費用がもう少し安ければもっと良かったのですが。。

あと、試験の時は考えていませんでしたが、資格を取ったことで他の利き酒師の方との交流の機会を持つことができ、勉強の幅が広がったのも良かったです(ノ´▽`)ノ

 

  にほんブログ村 酒ブログへ