古伊万里醸造さんは、佐賀県伊万里市にあります。
「古伊万里」ブランドを展開していますが、2009年からは限定流通酒 「前(さき)」も展開しています(^O^)
4代目のご夫婦(前田くみ子社長と悟専務)が仲よく、アットホームな雰囲気で、造りに、販売に努められてらっしゃる、素敵な蔵元さんでした(*^ー^)ノ
銘柄名の「前(さき)」は、前田社長の「前」の字。
ラベルの書は、お知り合いの方に書いていただいたそうです!
蔵元とお話をさせて頂き、蔵の見学もさせて頂きました!
ただ、佐賀の米の収穫は遅く10月の終わりとのことで、造りはまだ始まっていません(+_+)
外観 約40年前にこの地に移転してきたそうです。
造りが始まっていないので、まだ倒れている甑(こしき)
仕込水は輸送してくるとのこと
麹室へ
最近改修を行ったところ、古い麹室からはもみ殻が20㌧も出てきたそうですヽ(゚◇゚ )ノ
麹は蓋(小さい)ではなく、箱(蓋より大きい)で作るのが、九州では一般的なんだそうですヽ(*'0'*)ツ
酒母室へ
酒母は、普通速醸から、温度が少し高い中温速醸に変えたとのこと。
また水の代わりに氷を使って仕込みをすることもあるそうで、製氷機が欠かせないとのこと(ノ゚ο゚)ノ
寒冷地とは、造りが違うことがわかりました
エアシューターを使わずに、階下の仕込みタンク(16タンク)へ
米は佐賀県産を使います。同じ品種の米(例:山田錦)でも、作った場所によって、水の吸い方等、全然違うのだそうです\(゜□゜)/
この階下への蓋をあけて、
この器具を装着して(写真は上下反対)
仕込蔵のタンクへ
上の階から酒母、米、麹、水(氷)を投入していきます
仕込蔵は現在改装中です
そのため今年の造りは少し遅く始まって、12月~5月頃までの予定とのこと
分析スペシャリストの専務様(旦那様)が毎日品質を検査します。
機械の導入で、手間と、サンプルの酒の量(120cc→50cc)を減らせたそうです!
以前の分析器具
全量(すべて)木槽しぼりです
蓋も木で120㎏あり、男性4人がかりで持ち上げるそうです(^▽^;)
搾ったお酒を貯蔵して
瓶詰して、出荷です(。´・∀・)ノ゙
力仕事で男性しかしぼりができないのでは、社員にとって働きやすい環境とは言えないため、YABUTA(機械式の絞り機)を導入する予定とのことです。
女性視点で、造りの現場を変えていく、実例を聞かせて頂きました(^∇^)
おまけ1
酒粕で漬けた奈良漬がおいしそうだったので購入しようとしたところ、、、お1つ頂いてしまいましたm(_ _ )m
普通の奈良漬よりもマイルドで、ご飯のお供に、お酒のアテにと、おいしく頂きました(^_^)v
おまけ2
有田焼に入ったワンカップ「NOMANNE(のまんね)」
ワンカップ文化を、小売りに繋げたいと思案している最中でしたので、おもしろいな~と思って取り上げさせて頂きました(*^ー^)ノ
「また造りにもいらっしゃって下さい」と言って頂きましたし、何より蔵元のお人柄が素敵でしたので、またお邪魔させて頂きたいと思いましたヘ(゚∀゚*)ノ
※一般の方の見学ができるのかはわかりませんでした(^▽^;)
古伊万里酒造さんのホームページはこちら
若松屋酒店で取り扱いしています