サクサクっと決まってくれましたね。


もう20年前の9月29日なんですが、ワタクシ甲子園球場のライトスタンドにおりまして。


試合はいつも通りの阪神の力強い展開で、6回まで下柳投手がしっかりと役目を終え、この年球界を席巻したJFKへ。


先陣を切る藤川球児投手がコールされた時でした。


あんな光景は後にも先にも見たことがございません。


スタンドを一周するフラッシュの光。


当時の登板数NPB記録を更新する試合がまさかの優勝決定戦でして、その瞬間を収めようと球場中のカメラが一斉にシャッターを切ったわけです。


場内アナウンスでファンに自重を促す異常事態。


無事にマウンドを降りた藤川投手の心境やいかに。


8回のジェフを挟んで9回の久保田投手。


うん。久保田でした。


あれから20年経って、まさか藤川球児投手が監督になってリーグ優勝に導くなんて、当時は夢にも思っておりませんでした。


恐らくご自身の現役時代の経験が、今年の革命とも言えるチームマネジメントの礎となっていたことでしょう。


さてこれからは日本一を獲りに行く戦いが始まりますね。


ポストシーズンまで時間があることを不安視する声に対してにこやかに


「ほっといてくれって感じですね」


と言ってのけた藤川球児監督に任せておけば大丈夫なんでしょう。


阪神タイガースの皆様、ファンの皆様、


優勝おめでとうございます。


Swallowtail